運動科学者の高岡英夫が、12月15日にテレビ東京系で放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(毎週土曜24時20分~)にゲスト出演。脱力することで身体のパフォーマンスを最大限に引き出す「ゆる体操」を指南した。

高岡が東京大学大学院在学時に運動科学に基づき考案した「ゆるトレーニング」。これまでに指導を受けた人数は100万人を越え、サッカー女子日本代表の高倉麻子監督もその一人。高倉監督は「ヨーロッパの一流の選手はスッと身体が出ていく。ゴール前でも力が抜けていますし、私も選手には“力を抜け”とよく言います。一生懸命やるとまわりが見えなくなるし、“ある意味で頑張るな”と言っている」と脱力の重要性を説いた。

ところで「ゆるトレーニング」とはいったい何なのか? 高岡は「全身には200の骨と500の筋肉があるが、脳はそれらがどのように関係しているかを知らない。それをわからせてあげるためのトレーニング」と説明した。

そこで今回、ブレインスカウターの佐藤美希がサッカーに役立つ「ゆるトレーニング」を体験。まずは、佐藤のサッカー能力を知るためにシュート速度の測定とドリブルに挑戦。シュート速度は43km/hと小学生高学年の平均51km/hを下回り、ドリブルも「タイミングがわからない」とぎこちない動きを披露する。

その後佐藤は、股関節周りの筋肉を活性化する「膝コゾ」、走力のアップには欠かせないハムストリングの筋肉を脳に認識・覚醒させる「ハムスリ」、ボールを挟んで立つことで自身の体の軸を認識する「インサイドセンターゆる」など8種類の「ゆるトレ」を体験。その後、改めてシュートスピードを計ると58km/hへと大幅アップ。ドリブルも身体の軸がブレなくなり、ボールが足元に吸い付くようになるなど大きく改善された。自身も「最初は思いっきり蹴ればスピードが出ると思っていましたが、今はまったく力んでいなかったです。すごいですねこのトレーニング!」と感動した様子。なお番組SNSでは全てのトレーニングの様子が公開されている。

そして、高岡によると、肩甲骨が柔軟に動くようになると腕のフリが大きくなり、走力やシュート力もアップするという。肩甲骨をうまく使えている選手の例として長友佑都、柴崎岳、南野拓実らの名前を挙げた。またサッカー以外でも、野球のピッチングやバッティング、水泳のストロークなど、あらゆるスポーツのパフォーマンスが向上するという。

さらに番組MCの勝村政信が、肩甲骨を浮き出させる「立甲」に挑戦。膝をつき、肩幅に開いた腕で垂直に体を支え、余計な力が抜けていくと徐々に肩甲骨が浮き出していく。この状態を立甲と言い、実践した勝村は「すごく楽。胸が上がった感じがする」と驚きの表情を見せた。番組アナリストの秋田豊は「力を抜くことが大事だとはわかっていたけれど、力の抜き方がわからなかった。今回、それがわかった」とコメント。高岡は「日本サッカーには、何が何でも世界一になってもらいたい」とエールを送っていた。

Jリーグプロフェッショナルレフェリーの西村雄一が、8月24日放送のサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:20~)にゲスト出演。Jリーグで導入準備が進められているVAR(ビデオアシスタントレフェリー)の実情と裏側を明かす。

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