細田佳央太“健太”の決意の涙と東大専科のチームワークに「心が動かされました」

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阿部寛が主演を務める日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系、毎週日曜21:00~)の第5話が、5月23日に放送。インターネット上では、ある決意をする生徒に感動する声があった(以下、ネタバレが含まれます)。

本作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)にて2018年から人気連載中の三田紀房による「ドラゴン桜2」を原作に、弁護士の桜木建二(阿部)が高校再建のために生徒たちと東大合格を目指すストーリーが展開。2005年に放送された前作ドラマの続編として、日曜劇場ならではのエッセンスを取り入れたドラマオリジナルの物語が繰り広げられる。

小橋(西山潤)、藤井遼(鈴鹿央士)、岩井(西垣匠)
小橋(西山潤)、藤井遼(鈴鹿央士)、岩井(西垣匠)

東大専科チームは、藤井遼(鈴鹿央士)と再び勝負することに。内容は、大学入学共通テスト形式で3教科を争うというもの。桜木は、発達障がいの生徒・原健太(細田佳央太)を代表にするという。そんな健太にも挑発してくる藤井に対し、勉強で“ぶちのめす”よう伝えた。

担任の田村梨江子(山田キヌヲ)と幼馴染の小杉麻里(志田彩良)は、健太を傷つけているのではないかと桜木に訴える。2年間彼を見てきた田村は「この子に勉強を強制しても負担にしかならない」と言うが、彼は大学入学共通テストを“ゲーム”と称して楽しんで解いていた。しかも全問正解だ。

「一体どういうことなの?」と問う田村に「簡単だよ。虫が好きだという健太の特性を尊重してやっただけだ」と桜木。虫の羽の動きに興味を示した健太のために桜木が用意したのは、昆虫の羽ばたきについての考察が書かれた英語の論文。彼は食い入るように本を見て、最終的には著者に自分の理論をぶつけると、英語で手紙まで書いていた。健太は聴覚的短期記憶能力が低い。しかし、目から記憶したものであれば絶対に忘れないのだ。

試験には興味を示さなかったが、東大専科の生徒が自発的にゲームを考えて興味を持ってもらうよう工夫。全員で協力して成績アップに繋げたという。

自分は担任失格だという田村に対し、桜木は「あんたはよくやっていた。それはあいつを見ていればよくわかった」「自分のために一生懸命やってくれたその気持ちは、ちゃんとあいつに届いている」と伝えた。

対決の日。健太がテスト会場に現れなかった。彼は東大には行かないという。試験前、藤井から「東大の研究者は虫を殺す」と解剖の動画を見せられ「こいつらの命はいらない命なの。役に立たないわ、邪魔だわ、うっとうしいわ。お前と一緒、いらねーんだよ」と言われていたのだ。

頭を抱える健太に、桜木は「いらない命。そんなもんあるわけねーだろ。できないからなんだ。そのために仲間がいるんじゃないのか。あいつら一生懸命試験を受けている。お前を勝たせたい一心でな!」とぶつける。

麻里が「みんな私に頼みに来たの。『健太のために藤井を倒したいから専科に入ってくれ』って」と語りかけたあと、桜木は言う。「それでもお前はいらない命だって言うのか」と。迷惑をかけたら邪魔なのか。であれば、人間の都合で簡単に殺されていく虫も生きていくだけで邪魔なのではないか。そんな桜木の言葉に「どんな生き物も平等。殺すのはダメ!」と健太。桜木は「そう思うなら、そう言う世界をお前が作ればいい、社会を変えろ。常識を変えろ。虫と共生できる未来を作ればいい。俺がお前を東大に入れてやる。そこから先はお前次第だ」と述べた。

桜木の言葉に健太は奮起。涙を流して「僕、東大に行く!」と宣言し、テスト会場に向かう……。

ネット上では「桜木先生まじイケメン」「健太くんと麻里ちゃん笑顔で卒業してくれることを願う」「専科のみんなのチームワークに心が動かされました」との声があった。

次回は5月30日に放送。2泊3日の地獄の勉強合宿が始まる。

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