大地真央『越路吹雪物語』涙のクランクアップ「この作品に出会えたことに感謝」

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昭和の歌姫・越路吹雪の波乱の生涯を描いた帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』(テレビ朝日系、毎週月~金曜、12:30~12:50)が、ラスト4話の放送となり、ますます盛り上がりを見せる中、このほど都内スタジオにて、宝塚歌劇団の大先輩・越路吹雪を演じてきた大地真央がクランクアップ。涙で感謝の思いを口にした。

ラストの撮影は、越路が入院した病室でのシーン。藤田明二監督の「カットOK!」の声がかかると、大地の歌う『愛の讃歌』が大ボリュームで流れ、親友・岩谷時子役の市毛良枝、夫・内藤法美役の吉田栄作から花束が贈られた。その後、スタッフから「越路吹雪役・大地真央さん、オールアップです!」と改めて名前を呼ばれると、感極まって涙……。監督から花束を受け取った後、市毛のもとに歩み寄り固くハグをしながら「お疲れさまでした」と互いにねぎらいあう姿は、深い友情で結ばれた“越路吹雪と岩谷時子”そのもの。さらに大地は、最愛の“旦那様”を演じた吉田ともハグを交わし、撮影終了を喜び合った。

最後にあいさつを求められた藤田監督が、「小さい美保子(=幼少期を演じた子役・岩淵心咲)、真ん中の美保子(=青年期を演じた瀧本美織)、大きい美保子(=絶頂期を演じた大地真央)、みんな最後に泣くんだよね。もらい泣きしちゃうんだよな」と言いながら男泣き。そんな監督に、大地は「大きい美保子? “デカ美保子”でしょ(笑)。私のことそうよんでいるって聞いているんだから……(笑)」と返し、スタジオは涙から一転し、大きな笑いと拍手に包まれた。

ドラマは前述の通り、残すところあと4話。毎回、プレッシャーに苛まれながら舞台に立つ越路の身体を案じ、岩谷が“越路吹雪の引き際”について考えはじめた矢先、なんと越路本人は演劇界の重鎮・宇野重吉のもとで“本格的な芝居”に挑戦したいと言いだす。その挑戦は大成功をおさめるものの、その直後、ある異変が彼女を襲う。

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