元オカレモンJr・萩原利久が『グッド・ドクター』で車イスの高校生役熱演

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今最も活躍著しい若手俳優の萩原利久が、9月6日放送の『グッド・ドクター』(フジテレビ系、毎週木曜22:00~)最終話にメーンゲストとして出演。萩原にとっては初の医療ドラマ出演で、バスケットボールの練習中に頭部を強打したことから発症した病気のせいで、車イス生活を余儀なくされている高校生を演じる。

同ドラマは、自閉症スペクトラム障がいを抱えながら、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊(山崎)が、レジデントとして小児外科の世界に飛び込み、同じ小児外科の瀬戸夏美(上野樹里)や高山誠司(藤木直人)らと共に、子どもたちの命のために闘い、寄り添いながらも成長していく物語。

萩原が演じるのは、東郷記念病院に入院中の車イスの高校生・滝川亮平。事故で負ったケガの後遺症で入院中の森下伊代(松風理咲)が密かに思いを寄せる相手として、8月23日放送の第7話から登場しており、第9話では、亮平と伊代の2人を中心に物語が展開していく。

高校でバスケットボール部に在籍していた亮平は、ある日練習中に頭部を強打し、水頭症(※1)を発症。通常であれば、脳脊髄液を腹腔(※2)に流し、脳の圧迫を抑える手術を行うが、亮平の場合は腹腔にひどい癒着があるためその手術が行えず、小児外科では治療法を見つけられずにいる。それだけではなく、腰髄を損傷したため、両下肢に麻痺(まひ)が残っており、たとえ水頭症が改善されたとしても歩くのは困難という状態。しかし両親からの希望で、そのことはまだ亮平には伝えられずにいる。重い空気が流れる中、高山は、自分たちは自分たちのできることをやろう、そして、水頭症の治療法を一刻も早く見つけようと、檄を飛ばす。一方、小児外科廃止へ邁進する副院長の猪口隆之介(板尾創路)も、なぜか亮平の存在を気に掛ける。

2008年に子役としてデビューした萩原は、『めちゃ×2イケてるッ!』でオカレモンJr.として出演し、一世を風靡。映画『暗殺教室』(15年)、『ちはやふる』(16年)、『3月のライオン』、『帝一の國』(ともに17年)など数々の話題作に出演し、今年は主演作を含め3本の映画が公開になり、その抜群の演技力で今、最も活躍著しい若手俳優の1人といわれている。

亮平という役柄について萩原は、「患者役も初めてですが、車イスに乗りながらお芝居をするのも初めてで、いつもと目線や動きが違うので、普段以上に細部まで気にかけて演じるようにしています」とコメント。初共演となる山崎については、「山崎さんは撮影の合間も気さくに話しかけてくれますし、子どもたちとも同じ目線でコミュニケーションを取っていて、とても優しい方だなと思いました」と刺激を受けた様子。また、視聴者へ向けて「これまでの『グッド・ドクター』のエネルギーを引き継いで、さらに盛り上げていけるよう、せいいっぱい亮平を演じていきますので、是非見ていただきたいです!」とアピールしている。

※1……脳脊髄液の循環障がいによって拡大した脳室が、頭蓋骨内面に大脳半球を押しつけることにより、数々の脳の障害を引き起こす病気
※2……横隔膜の下方の腹部の内臓がおさまっているスペース

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