高畑充希、小瀧望との「カウンター越しのキスシーン」は長身が助けに

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高畑充希草刈正雄がW主演を務めるスペシャルドラマ『68歳の新入社員』(カンテレ・フジテレビ系)が、6月18日(月)21時から放送される。これに先駆け、高畑がみどころを語った。

高畑が演じるのは、老舗の和菓子会社・羊堂本舗のOL・工藤繭子(28)。繭子は新規ビジネス開発担当のリーダーなのだが、社内の期待が大きすぎて、そのプレッシャーにさいなまれていた。そこに追い打ちをかけるように、草刈が演じる40歳も年上の新入社員・仁井本和夫(68)が部下としてやってきた。仁井本は定年退職後、仕事への意欲が再燃していたとあって、意気揚々と”入社“。しかし、繭子は、スマホを持たず、タブレットの使い方も知らない仁井本に唖然とし、怒りすら覚える中、しぶしぶ指導役を引き受ける。特にドラマの序盤では仁井本に厳しく当たる繭子の様子が目立つが、高畑は「そういえば、以前、ドラマで社長役をやっていたので、人に対して指示を出したりするシーンを思い出しました(笑)」と笑顔で振り返る。

いわゆる“デキる”女子である繭子は、社内の古株の先輩男性社員から、ねたみからか厳しい視線を浴びせられ、執ような問い詰めにも合う。「パワハラというものがどこかちょっと遠い存在でしたが、結構、身近にどごろごろと転がっているのかな? と感じました。女優の仕事では、先輩・後輩関係はありますが、上司・部下の関係はありません。上司に言われたら絶対だ、というのが無いのです。ですが、会社組織では、上司に言われたら、絶対。例えば急な異動の話にも応じないといけません。絶対や理不尽もあって大変だな、と思いました」とコメント。

『68歳の新入社員』では、高畑演じる繭子や、草刈演じる仁井本の、仕事観や私生活が変化する様子も描かれる。OL役を演じた高畑は自身の仕事観について「仮に一生遊んで暮らせるお金をもらっても、逆にプライベートが楽しくなくなると思います。好きな仕事をしているからこそ、つらいことも達成感も、結局は楽しく感じられるのだと思います。負荷がかかった中で楽しみを見つけたり、プライベートで休憩したりというメリハリが出来るので、こうして仕事があるのはありがたいです」と話す。

今回のドラマで、40歳差の上司・部下という異例の関係を共に演じた草刈には、大先輩とあって、当初は遠慮があったというが、次第に関係を楽しめるようになったという。「最初はさぐりさぐりでしたが、どんどんリラックスできるようになりました。草刈さんはすごく温かくて、チャーミングなんです。何でも話せてしまう空気感がありました。作品の序盤は、繭子が仁井本にイライラするところもありますが、後半は一緒に会話するのが楽しくて、どんどん距離が縮まって行くのをリアルに感じました。草刈さんって、マイナスイオンが出ている感じなんですよ!」と笑顔で振り返る。

また、小瀧望(ジャニーズWEST)が演じる同棲中の恋人・小野諒(28)との関係もみどころ。諒は仕事熱心な繭子と逆に、カフェの経営や芸術活動を気ままにする”癒し系彼氏“。料理も得意で、夕食を作って繭子の帰宅を待つこともしばしば。小瀧望は諒を演じるのにあたり「”リアル彼氏感”にこだわった」と話す。対する高畑は「小瀧さんは現場ではとても柔らかく接してくれました。繭子が『ハグして』とおねだりするシーンは、“リアル彼氏感”かもしれませんね。カフェのカウンター越しのキスシーンがあったのですが、結構遠くて(笑)。そこは小瀧さんの長身に助けられました」。

最後に、ドラマについて「派手なお話ではないのですが、セリフがかわいいです。普段話している中で、ちょっとお互いにニヤっとしてしまうようなセリフが。すごく優しさがあるから、何があっても『こういう大変な時もあるよね』『次も頑張れちゃうよね』と共感できると思います」と見どころをアピールした。

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