香川照之が『小さな巨人』は『ウルトラセブン』に似ていると熱弁する理由

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4月16日にスタートする新ドラマ『小さな巨人』(TBS系列、毎週日曜21:00~ ※初回は25分拡大)の先行試写会&制作発表が、10日に都内で行われ、主演の長谷川博己をはじめ、芳根京子、安田顕、香川照之らが出席した。

本作は、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメントドラマ。長谷川は、捜査一課長を目指すもあることから所轄に左遷させられた主人公・香坂真一郎を演じる。

この日第1話の試写を見たという長谷川は「このまま突き進んで行って良いのだなと確信しました」と手応えを感じた様子。また「(撮影で)怒濤の日々を送っていて、いつの間にか試写会の日になって。ここに立っているのも不思議な感じですが、こうやって皆さんに第1話を見ていただけてホッとしました」としみじみ語った。

香坂の刑事人生を大きく変える捜査一課長で“最大の敵”となる小野田義信を演じる香川は、自身も出演した大ヒットドラマ『半沢直樹』(2013年・同局)を挙げ、「約4年前に試写を見た方々がクチコミで広めてくれたことからヒットしたんじゃないかと思う。試写を見て面白いと思われた方はぜひ広めて下さい」と呼びかけた。

また香川は、警務部の人事課に配属された新任職員・三島祐里を演じる芳根についても触れ、「男性ばかりのシーンが多いので、芳根さんがいるシーンは非常に新鮮。このドラマの構造ってウルトラセブンの構造と似ています。一つの隊に紅一点。そしてキリヤマ隊長がホッとし……」と力説。芳根とバラエティで共演経験があるという、たたき上げの刑事・渡部久志を演じる安田は「この子は不思議ちゃんなのかと思っていたけど、演技を見てすごいと思った。あの香川さんが芳根さんに寄り添った芝居をされている。他の人はみんな香川さんに引っ張られているのに……」と舌を巻くと、芳根は照れくさそうに笑っていた。

最後に、長谷川は「スタッフ、キャスト、日々きつい思いでやっています。人が必死に頑張っている姿は美しく映るんじゃないかと思います。僕らはただ一丸となってやっていこうと思ったので、ぜひ毎週見ていただければ」とアピールしていた。

このほか制作発表には、岡田将生、春風亭昇太も出席した。

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