石原さとみ、夢と仕事を天秤にかける『地味スゴ』続編希望の声が続出

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石原さとみが主演を務める日本テレビ系の連続ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(毎週水曜22:00~)。12月7日放送の最終話では、石原演じる河野悦子が盗作騒動の真相究明に奔走する姿や、異動のかかったプレゼンを前に思い悩む姿が描かれた。

原作は、宮木あや子による小説「校閲ガール」シリーズ(KADOKAWA刊)。オシャレが大好きな悦子は、夢のファッション編集者を目指して出版社に入社するも、超地味な校閲部に配属される。しかしそこで、小説の些細な点が気になって舞台となる北海道に直行したり、週刊誌が追う事件の真実を確かめに現場に潜入取材したりと、校閲の仕事を超えて大暴れ。“ド派手ファッション”という戦闘服に身を包み、校閲の仕事に立ち向かっていく姿が好評を博した。

最終話では、『Lassy』編集長の亀井(芳本美代子)から、巻頭特集の企画書を書いてプレゼンするように言われた悦子。ついに、念願のファッション誌編集部に異動できる大チャンスが訪れるのだった。しかし、そのタイミングで悦子は、文芸編集者の貝塚(青木崇高)から作家の本郷(鹿賀丈史)の盗作を訴える告発文が送り付けられたことを知らされる。告発文の送り主は、“直木龍之介”と名乗るWEB小説家。直木は、自分が1ヶ月前に発表した作品と、発売されたばかりの本郷の最新作が酷似していると主張していた。

そんな中、肝心の本郷は連絡がつかない状態で、真偽を確かめることができない。貝塚は、本郷の最新作と直木の作品を細かく検証すれば手がかりが得られるかもしれないと考え、校閲部に2つの作品の事実確認を依頼。悦子たち校閲部の面々と幸人(菅田将暉)は協力して、本郷の盗作疑惑を晴らすために奔走する。

しかし、この一件にかかりきりになっていた悦子は、プレゼンの企画に手が付けられていないまま残り3時間とタイムリミットが迫る中、作業が進まない悦子。見かねた後輩の森尾(本田翼)が、自身の企画を悦子の物として提出することを提案する。「そんなことズルできない」という悦子に、森尾は「今、そんなこと言ってる場合? 異動がかかってるんだよ」とバッサリ。さらにセシル(足立梨花)も「企画書は異動してからいくらでも作れるじゃないですか。まずは明日のプレゼン成功させないと、先輩が長年見てきた夢が終わっちゃうかもしれないんですよ」と説得。

翌日、『Lassy』編集部を訪れた悦子は、亀井から企画書を絶賛される。しかし、悦子は「『Lassy』は私のバイブルでした。創刊号から取り寄せて、隅から隅まで繰り返し読みました。好きだった企画は見出しも言えますし、レイアウトも説明できます」と熱を込めて話しながらも、「今回の企画は森尾が作ったものです。校閲の仕事にかかりきりになってしまって、企画を考える時間がとれませんでした。せっかくチャンスをいただいたのにすみませんでした」と告白。「人の力でこちらに異動ができても意味がないと思いますので、この企画は取り下げさせてください」と続けた。

この結果、チャンスを逃すことになってしまい、校閲部で落ち込む悦子。見かねた貝塚が「今回、お前は校閲部の仕事と『Lassy』異動のチャンスを天秤にかけて、校閲の仕事を優先した。それは校閲部の河野悦子としての自覚があるからだ。『Lassy』の編集者になりたくて、校閲の仕事はただの腰掛けだっていうやつなら、俺はお前のことを軽蔑していた。けど、お前は夢が別にあったとしても、目の前の仕事に全力で向き合うやつだったんだよ。だから、校閲部のみんなもお前のことを受け入れてくれたんだよ。この先、校閲部のままでも、編集者になったとしても、少なくとも俺はどっちのお前も応援してやる」と励ます場面も。

この一連の流れに、ネット上では「えっちゃんのストイックさは素晴らしい。本当に真っ直ぐで自分に嘘をついた方が辛くなるっていう気持ち、とっても共感」「最終回も泣いちまったよ」「貝塚の台詞がとても良かった」と大盛り上がり。

また、「えっちゃんのおかげで色んなことに全力で取り組もうって思えた」「お仕事をするということの素敵なところが知れたドラマでした」というドラマを通した感想や、「昨日最終回なのってやっぱり撤回されてないんですかね」「地味スゴロスでつらい」と放送終了を惜しむ声、「原作も続きあるみたいだしまたやってくれないかな」「続編希望! すぐ希望!」と続編を期待する声などが多く見受けられた。

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