石原さとみのド派手ファッションが話題『地味スゴ』第1話の視聴率は12.9%

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石原さとみが主演を務める連続ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』が、10月5日(水)にスタート。第1話では、校閲部に配属された悦子が、慣れない仕事に奮闘する姿が描かれた。また、オシャレが大好きで様々なファッションを披露している悦子に対して、「真似してみたい!」「あの服めっちゃ可愛い」「あざといけどそれがいい!」「さとみちゃんが可愛すぎてヤバイ」など絶賛する声が続出。第1話は平均視聴率12.9%を獲得した(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

原作は、宮木あや子による「校閲ガール」シリーズ(KADOKAWA刊)。オシャレが大好きな河野悦子(石原)は、夢のファッション編集者を目指して出版社に入社。しかし、配属されたのは、超地味な校閲部だった。そこで、小説の些細な点が気になって舞台となる北海道に直行したり、週刊誌が追う事件の真実を確かめに現場に潜入取材したり、時には、矛盾点を作家に訴え内容を大幅に変更させるなど、校閲の仕事を超えて大暴れ。「……あれ? この仕事、地味にスゴイ?? いえいえ、私がなりたいのはファッション編集者ですからッ!」と思いながら、今日も“ド派手ファッション”という戦闘服に身を包み、校閲の仕事に立ち向かっていく。

第1話では、景凡社の雑誌「Lassy」の編集者になるべく、新卒から数えて7回目の中途採用試験を受ける悦子。その日に合格発表の連絡を受けたものの、配属されたのはまさかの校閲部だった。そこで悦子は「ちょっと待って下さい。校閲ってなんですか?」と質問すると、部長の茸原渚音(岸谷五朗)は「校閲とは、印刷される前の原稿に誤字脱字がないか、内容に矛盾や間違いがないか、などをチェックする仕事です」と説明する。

続いて、先輩社員の藤岩りおん(江口のりこ)から校閲を教わる悦子だったが、作家のペンネーム“是永是之(これながこれゆき)”を「ぜえいぜえ」と読んでしまう。その後、悦子の初めての作業で、“石”見銀山の表記が“岩”見銀山になっていることを発見した藤岩が、「石見銀山は、読みはいわですが、漢字は石です」と指摘する。これに対し、悦子が「フィクションなので多少の違いはいいじゃないですか」と口ごたえすると、藤岩は「フィクションでも固有名詞の場合は正確な表記が求められます。ただ、あえて架空の表現にしていることもありますので、あえてのことなのか単純ミスなのかを疑問出ししてください」とたしなめ、「この程度のことを面倒臭がっていては、この仕事は務まりません」と、校閲という仕事の大変さや難しさを教えていた。

この一連の流れを受け、放送終了後にネット上では「校閲の仕事って本当に凄い」「勉強になる!」といったコメントや、「自分がやっていた頃を思い出したな」「地味に大変だけどとても大事な仕事なんだぜ……!!  ということが広まればいいな」「校閲どころか校正も素人だけど、 手書きの文章に赤ペンでチェック入れてから word清書していたサラリー時代を思い出します」と自身の経験を重ねる人が続出。また、「校閲あるあるでパッと思いつくのは、社名の“キヤノン”(キャノンは間違い)」と、間違え易いケースを挙げる視聴者も見受けられた。

■第1話に登場したこの他の校閲ポイント
・「僕」「ぼく」「ボク」の表記に統一すること。
・誤「留美子は満天の星空をみあげた」→正「留美子は満天の星をみあげた」
満天とは“空いっぱい”という意味なので、“満天の星空”は“空いっぱいの星空”となり、空が重複している。

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