大泉洋、“タメ口”に持論 他人との距離の取り方が天才的

2016年02月07日 06:00

今年で結成20周年を迎えるチームナックス。北海学園大学演劇研究会出身の5人(森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真)で結成され、日本一公演チケットが取れない劇団として絶大な人気を集めている。そんな彼らを学生時代から知り、20年近く一緒に番組を制作してきた北海道テレビ(HTB)のプロデューサー・杉山順一氏(編成局 総合制作部)は、彼らの魅力について「大泉洋の“魔法”と5人の“絶妙なバランス”」にこそあると語っている。

今回、彼らが全国で唯一総出演する北海道ローカルの冠バラエティ番組『ハナタレナックス』が、2月7日(日)の13時55分からテレビ朝日系列24局全国ネットで放送されることを受け、杉山プロデューサー(以下、杉山P)にインタビュー取材を実施。この模様は、5日間に渡って掲載しており、第5弾となる今回は、“魔法使い”大泉さんについて語っていただきました。彼の魔法は、チームナックスに限らず、杉山Pも「気が付くと……」というほど自然なもの。いったいどんな魔法の使い手なのか?

■大泉洋の不思議な魔法

昔から、大泉さんは人との“距離の縮め方”や“間合いの取り方”が絶妙で、あれは天性の才能だと思っています。そんな彼が、昔話していたことで面白いなと思ったのが、「年上や目上の方に“どのタイミングで、どうタメ口をきくか”を常に計っている」と。彼が言うように、確かに、年上だろうが、目上の方であろうが、すっ~とため口を話しながら、相手との距離を縮めてくる。だからといって、悪い気をしている方はほとんどいないと思います。また、チームナックスも先輩後輩の関係でいうと、彼は下から2番目ですが、彼にかかると全員同列になってしまい、まるで魔法をもっているかのようです。

■“杉山さん”から“杉山ちん!”に

彼が大学生の時に、テレビ局で面接をした時の話ですが、その時、私のことを大分年上だと思っていたらしく……。それでも、ため口をきかれるようになるまでは、あっという間でしたね。いつのまにか、“杉山ちん!”って呼ばれるようになっていました(笑)。もちろん、嫌な気は一切無かったです。

■学生時代から変わらない

大泉さんは、よく人のモノマネをするんですが、そうやって人を上手くいじって笑いにかえてしまう力がありました。結構酷いモノマネなんですが(笑)、それが不思議と嫌でもない。また、場を楽しくする毒舌が得意でして、毒を吐いても、人の欠点をチャームポイントにかえてしまう魔法を持っているんです。また、人懐っこさもそうですが、そういった魔法を使って、相手との絶妙な距離間を計っていくところは、まさに天性のものですね。大学生の頃からすでにそうで、今も変わりません。

■自然体で“休日”を楽しむ

チームナックスのメンバーそれぞれが、全国でも活躍するようになって、昔のように時間をたっぷり使ってのロケがなかなか出来なくなってきました。そんな中、大泉さんは、この番組ロケで北海道に戻ってくると、公然と収録の日を「休日」というんです(笑)。彼にとってこの番組のロケはあくまで「休日」なんですね(笑)。収録が終わっても、「今日はいい休みだった!」って、東京に帰って行くような感じなので、昔と何ら変わらず、凄く自然体で出られていると思います。

■全国的な人気者に!

彼らが全国的に有名になって活躍していくのは、とても不思議な感覚でした。ほぼ身内に近い感覚なので、芸能人を持つ家族ってこういう心境なのかなと……。なので、大泉さんが、ブルーリボン賞を受賞したり、安田さんや、戸次さんがドラマで活躍されているのは単純に嬉しいですし、誇らしいです。もちろん、才能を持っている人だと思って付き合ってきましたので、彼らが活躍している姿をみると、彼らの“光っていたもの”を見てきたのは間違いではなかったんだなと思いますね。

■ホーム

全国的に有名になれば、普通は巣立っていくものだと思いますが、ちょくちょく帰ってきてこちらの仕事も相変わらずやっているので、そういった姿も彼らの魅力を支えているのかなと思います。実際、東京で活動して月に一回この番組のロケのために帰ってくるのも大変かと思いますが、わざわざ帰ってきて、この番組を一緒に作っている。彼らにとって、未だにホームなんでしょうね。

■最後に、見どころポイントを!

“40歳を超えて、学生時代の関係のままでいられる”。これって意外と珍しいことで、この関係性を築けていること自体が、彼らの魅力。そんな彼らの“無邪気で、バカバカしいやり取りをする姿”をご覧いただくことで、自分の中で抑えてきたものや、忘れてきたものを感じ取ってもらえると思いますし、また、癒やしにもなるのではないかと思っています。また、抜群の笑いのセンスを持った大泉さんであったり、全国ではクールな役者の姿しか見せていない安田さん、戸次さんの“素の姿”は、普段のイメージとのギャップも楽しんでいただけるポイントになっているかと。その辺りを、北海道発の“ゆる~い笑い”という括りの中で楽しんでいただければと思います。

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