元日本代表監督のジーコが、テレビ東京系で5月26日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(毎週土曜24時20分~)にゲスト出演。日本代表の問題点と、メンバー選考について語った。

西野朗日本代表監督の就任初戦となるガーナ代表戦に向けて、日本サッカー協会は27人の登録選手を発表。ハリルホジッチ前監督がメンバーから外したことで物議を醸したビッグ3(香川真司、岡崎慎司、本田圭佑)が名を連ね、Jリーグで首位を独走するサンフレッチェ広島の青山敏弘をサプライズ選出(その後、ケガにより離脱)。一方で、堂安律や中島翔哉といった若手は落選した。

日本代表監督の解任劇について、鹿島アントラーズや日本サッカー協会から情報を得ていたというジーコ。この時期の交代は驚きだったことを明かし、「代表監督は日本の文化を知っていないと良い仕事をするのは難しい。私は十数年日本にいたのでその辺はやりやすかったですが、どんなに優秀で経験豊富な監督にも問題は必ず起こります。しかし、問題が起きた時に日本のことを知っていれば早く解決できる」と、日本で外国人が監督として成功するための心得を語った。

そして、4年前のブラジルワールドカップでの日本代表の戦いぶりの話題になると、ジーコは「私だけではなくてブラジル全体が日本に期待をしていた。しかし、期待に応える程の実力は出し切れなかった」と印象を述べ、その原因に「メンタル」をあげた。ジーコ自身も日本代表監督時代にメンタルコントロールに問題があると感じており、「日本は、リードをしていると非常に良いチームですが、1点入れられてしまうとガラッと変わってしまう。これを改善しないと大きな大会で勝つことはできない」と分析。

これを聞いた番組アナリストの都並敏史も「相手が攻勢に出てくると、精神的にも戦術的にも、ベンチが動かない限り動けない。それが日本サッカーの一番足りないところ」と同意し、北澤豪も「日本の問題点は戦い方が賢くない。もっと普段のリーグ戦の中で、時間帯や点差などストーリーを持って挑まないと、代表のより厳しい場で賢くやれない。あとは経験のどっちかだと思う」と話した。

これらのメンタルの問題についてジーコは、日本と世界では「自分の意見をどれだけ伝えるかに大きな違いがある」と指摘。日本代表監督時代、練習時間の希望を選手に聞いても「監督が決めて」と言われたそうで、このような「精神」からも日本と世界でメンタルの違いが生まれているのではないかと分析。意見を求められるのか、規律を重んじるのか、監督によってスタイルが違うことを前提とした上で、「我々はプロですから、パフォーマンスを上げるためにひとりひとりがしっかり考えて調整を行うべき」と説いた。

続いて、選手選考の話題になると、ブラジル代表はクラブでやっていることの延長が代表で「82年当時はフラメンゴとアトレチコ・ミネイロがベースで、強いクラブの選手を中心に考えるのはコンビネーションも含めて良いことだと思います。私が日本代表時代には鹿島と磐田が強かったので、その2チームをベースに選手を選びました」と話した。

また、選手が試合に挑む際の心得についても持論を展開。「メンタルの上がり下がりがないことが大事。ネイマールのように期待されている選手が特別なことをやるのは当たり前ですが、代表だからと過度にやろうとすると失敗します。香川や岡崎、長友佑都が期待されているなら期待に応えるプレーをしなければなりませんが、しかし、それ以上に特別な何かをしようとすると実力は出せません」と語った。

球界のスーパースター現る メジャーリーグで日本人初となる4番打者をつとめたスーパースター・新庄剛志選手。 以前の現役時は、敬遠の球を無理やり打ってサヨナラヒットにしたり、球宴史上初のホームスチール(単独)を決めたりと、予測できない型破りなプレイを次々と生み出していきました。 新庄剛

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