米倉涼子、黒木華演じる悪女と対峙!松本清張名作『疑惑』で初共演

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米倉涼子黒木華が、テレビ朝日で2019年に放送予定のドラマスペシャル松本清張『疑惑』で初共演することがわかった。

数々の松本清張作品で主演を務め、鮮烈な印象を残してきた米倉が、2019年新たな清張作品に挑む。彼女が今回挑戦するのは、清張作品の中でも屈指の人気を誇る名作サスペンス『疑惑』。『黒革の手帖』をはじめ、『けものみち』『わるいやつら』『熱い空気』といった清張作品で、名だたる悪女を演じてきた米倉だが、今回は“悪女に手を差し伸べる弁護士”役で新境地を拓く。

米倉が演じるのは、真実解明のためなら手段を選ばない敏腕弁護士・佐原卓子。ブラック企業を次々と勝訴に導いてきたことも相まって、「最低の弁護士」と揶揄される女性だ。彼女はある日、保険金目的で夫を殺した……との疑惑が囁かれる“悪女”を弁護することに。エキセントリックな言動に振り回されながらも、決してクロとは決めつけず対峙し、真相を追求していく。

米倉と対峙する悪女・白河球磨子を演じるのは、2014年にベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)も受賞した、20代きっての実力派女優の黒木。彼女にとってこれがテレビ朝日のドラマ初出演となる。また、米倉とも初共演で、今回は悪女役に初挑戦。現在放送中の大河ドラマ『西郷どん』(NHK)では素朴な可愛らしさと芯の強さを併せ持つヒロイン・岩山糸を好演していたが、『疑惑』では世間から“悪女”と呼ばれる一筋縄ではいかない女性を演じ、自身のキャリアを大きく覆す。球磨子は笑ったかと思えば泣き、しおらしいかと思えば、突然口汚い言葉で罵り出す謎めいた女性だ。まるで魔物のように妙な魅力を放ち、周囲を翻弄。そんな複雑怪奇な女性を、黒木が全身全霊で立体化。米倉との予断を許さない芝居合戦、そこから生まれる新鮮な化学反応に注目だ。

なお、今回は『疑惑』を初映像化した1982年の映画版同様、原作では男性となっている弁護士を女性に置き換えつつ、2019年版ならではの新解釈で物語を描写。新たな視点から、対極の背景を持つ女同士の“スリリングな関係性”も色濃く描出していく。はたして米倉は、有罪が濃厚とされる悪女を相手にどう立ち回り、どんな顔を見せてくれるのか。

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