水谷豊、“相棒”反町隆史に感謝「4代目が良くやっている」

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2月11日(土)より全国公開された映画『相棒-劇場版Ⅳ-』(橋本一監督)の舞台挨拶が11日、丸の内TOEIにて行われ、水谷豊反町隆史をはじめとする相棒ファミリー総勢11名が登壇し、ファンを熱狂させた。

この作品では、主演の水谷豊が演じる杉下右京の4代目“相棒”冠城亘(反町)が映画に初登場。また、シリーズの新たなキーパーソンである社美彌子(仲間由紀恵)や、虎視眈々と復権を狙う警視庁の甲斐峯秋(石坂浩二)、相変わらず特命係と強い絆でつながっている“元相棒”神戸尊(及川光博)、“元鑑識”米沢守(六角精児)ら人気キャラクターが総集結している。

この日、映画上映後に行われた舞台挨拶には、水谷、反町のほか、劇場版ゲスト山口まゆ、鹿賀丈史をはじめ、総勢11名がステージに登場。大歓声の中、水谷は「ようこそ、相棒ワールドへ! 警視庁特命係の杉下右京です」とイベントでは恒例の“しびれる”台詞で挨拶をし、反町は「“相棒”のスタッフとキャストが一丸となっているチームワークの良さの中、この劇場版で芝居ができ、本日公開を迎えられたことを本当に嬉しく思っています」と感謝の気持ちを表していた。

水谷&反町の“特命係”の2人は、今作のプロモーションのために全国を回り、各所合わせて10,000人(東京プレミア 2,000人、大阪道頓堀 イベント5,000人、北九州凱旋プレミア 4,000人)を超えるファンに温かく迎えられ、無事に初日を迎えられた喜びはひとしお。このプロモーションを振り返り、水谷は「この間に感じたことがあります。皆さんが僕のことを“右京さん!”って呼んでくださるのですが、ソリ(反町)のことは、半分がソリ! もう半分が冠城さんでした。ですから、僕の本名を知っている方は少ないと思います(笑)」とジョークを。

一方の反町は、司会から“ぜひここで、水谷さんに言っておきたいことは?”と無茶ぶりされ、「言っておきたいことなんて無いですよ~」と言いながらも、「でもあの~(笑)」と話し始めたことで、会場からも笑いがこぼれる中、「水谷さんは足が速くて体力が凄い。正直言いますと、親子ほどの年齢差がありますが、気が付くと、水谷さんはすでに前に進んでしまっていたり……。いつも付いて行くのが大変です」と笑顔で語っていた。

また、10,000人ものファンと会い、どこも変わらず大反響だったという水谷は、「初代で作った財産を3代目が食いつぶして、4代目ではほとんどどうにもならないってことが大体世の中で起きているようですが、4代目が良くやっている。本当に盛り上がっていました」と感謝の気持ちを述べていた。

また今回、「劇場版Ⅳ」の公開初日を迎えたことにより、映画『相棒』シリーズ(「劇場版Ⅰ~Ⅲ」、「鑑識・米沢守の事件簿」、「X DAY」)累計の観客動員数が、1,000万人を突破。会場には縦4メートル、横8メートルの巨大バナーが登場した。これを受け水谷は、「1,000万人ってどのくらいなのでしょうね~。想像が出来ないほどの方が“相棒”に触れて下さっている。どうしましょう……。皆さまへの感謝しかありませんね」と感無量の様子だった。

そして、『劇場版Ⅴ』への期待も高まるが、水谷は「『相棒』で映画を作るのが我々の夢だったんです。今回で4度目の夢が叶ってどこまで夢が叶っていくんだろう。この先、どうなっていくのか検討もつきませんが、5度目の夢ですか……(笑)、これ冗談です!」という発言も飛び出し、会場からは大きな拍手が沸き起こっていた。

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