小林陵侑、長野五輪以来…24年ぶりスキージャンプの金メダル獲得<ふりかえり>

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北京オリンピック』2月6日は、スキージャンプ男子ノーマルヒル決勝で、小林陵侑が日本勢第1号となる金メダルを獲得。スキージャンプでは長野五輪以来6大会ぶり、24年ぶりの金メダルとなった。

小林は1本目を104.5mの大ジャンプで145.4点をマーク。2位と6.2点差をつけトップに躍り出る。2本目を前にしたインタビューでは、「多分、ちょっと緊張するけど、自分のイメージを心がけて飛びたい」と答えていた小林。2本目も美しいジャンプを見せ、着地の瞬間にガッツポーズで勝利を確信。

金メダルが決まった瞬間は、両手を広げ喜びを爆発させた。「2本ともいいジャンプが飛べた。(兄の潤志郎と抱き合った場面について)一緒に悔しい思いも、うれしい思いもしてきたので、凄くうれしかった。次も頑張りたい」と喜びを噛みしめた。

フリースタイルスキー女子モーグルでは、初出場の17歳にして日本のエースを担う川村あんりが登場。決勝1回目を80.72で2位、2回目を78.84で3位と、メダル圏内を維持しながら3回目に進む。しかし、3回目は77.12で得点が伸びず、5位となりメダル獲得ならず。

レース後、涙を流しながら「ここまで支えてくれた人たちに感謝しかない。メダル候補にあげて頂いて、メダルが取れなかったので申し訳ない気持ちでいっぱい。ここまで自分でがんばってきたし、攻めて滑ろう、楽しもうという気持ちで挑んだ。諦めない姿が伝わればいいと思っている」と五輪を振り返った。

フィギュアスケート団体では、五輪初出場の樋口新葉が女子ショートで2位につけ、メダル圏内の3位で予選通過を決める。続く男子フリーでは、同じく初出場となる鍵山優真が、自身のベストスコアを大幅に更新する208.94点をマークし1位。4位のカナダを9点差と引き離した。

圧巻の演技をみせた鍵山は、「初めての200点台だったので、とてもうれしい気持ち。その気持ちをチームのみんなで味わうことができ、これがオリンピックの団体戦なんだと感じられた」と笑顔で答えた。日本は団体初のメダル獲得に大きく前進した。

アイスホッケー女子1次リーグ、グループBの日本は地元・中国との対戦。激しい攻防が続く中、第1ピリオド終盤に相手の反則から1人多いパワープレーのチャンスを迎えると、細山田茜が待望の先制点を挙げる。

だが、第3ピリオドの立ち上がり、一瞬の隙から中国に同点ゴールを許す。試合は延長戦の末、ペナルティショット・シュートアウトまでもつれ込み、日本は惜敗。しかし、勝ち点1を手にしたことで、初の決勝トーナメント進出を決めた。日本は次戦、グループBの首位通過をかけてチェコ戦に挑む。

スノーボード女子スロープスタイルの決勝では岩渕麗楽が5位入賞。2回目終了時点で4位まで順位をあげるも、3回目で着地に失敗し、メダルにあと一歩届かなかった。スノーボード男子スロープスタイルの予選では大塚健が6位、浜田海人が12位で決勝1回目に進んだ。また、スピードスケート男子5000mの一戸誠太郎は12位でレースを終えている。

なお、民放テレビ局のオリンピック公式動画配信サイト「gorin.jp」および、民放公式テレビポータル「TVer」では、大会の模様をライブ&ハイライトで配信する。

※ライブ配信予定は追加・変更になることがあります。随時更新してまいりますので、最新情報をご確認ください。