岡山天音&早乙女太一が『ミスなか』に出演「とてもしびれました」

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岡山天音早乙女太一が、2月14日に放送される菅田将暉主演の月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系、毎週月曜21:00~)の第6話に出演する。

田村由美による累計発行部数1300万部突破の大人気同名コミックが原作の本作は、菅田演じる天然パーマがトレードマークの主人公・久能整が、淡々と自身の見解を述べるだけで事件の謎も人の心も解きほぐしていく令和版・新感覚ミステリー。

前回放送された第5話には、約20年前に発生した殺人事件の容疑者・羽喰玄斗役で千原ジュニアが出演。「ムショを出たり入ったり繰り返している化け物みたいな男で、“平成の切り裂きジャック”と呼ばれていた」と紹介されたため、ネット上では「見事な配役」「不気味さが素晴らしかった」「ハマってた」とのコメントがあった。

第6話では、ようやく病院を退院することになった整が、帰り際にやたらと気性の荒い青年、下戸陸人(岡山)と出会う。さほど気にとめずにいたが、その後ライカ(門脇麦)の指示をうけ向かった放火現場で再び出会うことになる。下戸は果たして何者なのか? そして、陸太のまわりに現れる早乙女演じる美しい男、井原香音人とはどういう存在なのか?

下戸陸人(岡山天音)、久能整(菅田将暉)
下戸陸人(岡山天音)、久能整(菅田将暉)

岡山と早乙女からコメントが到着。以下に、紹介する。

<岡山天音 コメント>
――本作に参加することが決まった際のお気持ちは?

オファーを頂く前から周りで話題になっている作品だったので、期待に胸が膨らみました。

――菅田さんの印象はいかがでしたか?

菅田くんとはデビュー当時から数年に一度のタイミングで共演させていただいていますが、役同士でまともに会話をしたのは今作が初めてだった気がします。菅田くんは今、同世代を牽引する筆頭だと思うのですが、その菅田くんが座長として立つ現場に参加できて、とてもしびれました。早くまた共演したいです。

――今回の下戸陸太役、どのように演じられましたか?

田村先生が描く陸ちゃんはとてもオリジナリティに富んでいて、三次元として立ち上がらせるにはどう取り組むべきか迷いもありましたが、彼が根底に抱く、暗く冷たい感触には僕自身も触れた覚えがあったので、原作の陸ちゃんと生身の僕の混色でもって、撮影の日々を過ごさせていただきました。

――岡山さんにとって大切な言葉・格言はありますか?

自分がずっと好きな歌の一文に“一秒後よりも今 俺が好きなのは毎日今”という歌詞があって、とてつもなくシンプルなフレーズではありますが、自分の中に強く深く残り続けている言葉のひとつです。

――視聴者へのメッセージ、6話の見どころをお願いします。

僕個人が勝手に言語化してしまうにはもったい無いメッセージが秘められた作品だと思います。見た人が静かにそれぞれの“意味”を受け取ってくれたら本望です。菅田くん、早乙女さん、それぞれの場所を、それぞれの走り方で勝ち上がって来たお二人との共演はたまらなく刺激的でした。皆様にもテレビの前で是非、体感していただきたいです。

井原香音人(早乙女太一)
井原香音人(早乙女太一)

<早乙女太一 コメント>
――『ミステリと言う勿れ』への出演が決まっての感想をお願いします。

僕が出演するエピソードだけでなく、全体的に深い作品なので生半可な気持ちではできないと思いました。僕が演じる役も非常に特殊なので不安もあったんですけど、キャラクターには共感できる部分も少しあるので、出演することができてうれしいです。

――原作は読まれましたか?

はい。原作からは、まだ理性がしっかりとできてなく本能的に生きている子供のころに感じるさみしさや悲しさ、やましさのような……。そんな、人間なら誰しもちょっとは経験したことがあるようなことを持ち続けたまま成長してしまうと、間違った行動をする人も出てきてしまうんだろうなと感じました。僕自身も近しい感情を抱いたことのあるキャラクターも登場しています。異常なことをしてしまう人も、僕たちと元々は同じではないか? 誰しもがなり得ることなんじゃないか? 育った環境や人間関係で、こうも大きく悲しい方向に行ってしまう。そういったことを感じさせられる作品でした。

――香音人はどのように演じようと思いましたか?

僕は香音人はものすごくピュアな人間だと思っています。ただ、自分を表現する方法がわからない。香音人のきれいな心をどう表現するか? が、個人的な課題というか、大切に演じました。

――菅田将暉さんと演じられていかがでしたか?

菅田さんとは目を合わせるシーンがなかったので、そこが残念でした。ここはご覧いただけたらわかっていただけると思います(笑)。

――最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。

正義はきれい事ではないというメッセージがすごく強いエピソードです。どうにもできない大きな問題がたくさんあるんですけど、その“大きな問題”はすごく些細な心の傷から始まっているんです。子供のころにちょっと変な奴? 人と違うと敬遠してしまうことがありますよね? 心をわかる思考もできていないから仕方ないのですけど、敬遠された方も同じで……でも、些細なことかもしれないけど、それが後々大きな問題になってしまうこともある。ですので、僕も改めて作品を通して、人の心、自分の心を見つめてみようと思いました。外側でしか人を見ない世の中になっていると思うので、心を感じてみようと思っていただく一助になったらうれしいです。

<第6話あらすじ>
大隣総合病院に検査入院している久能整(菅田)は、退院を翌日に控えた夜、病院の掲示板に秘められた暗号に導かれて院内にある温室へ。そこで整は「自省録」のページや行を組み合わせた数字で言葉を伝えるライカ(門脇)と出会った。ライカは数字で、翌日午後3時に再び温室に来るよう整に指示して姿を消す。

翌日、退院の手続きを済ませた整は、ライカが指定した時間まで昼食をとろうと病院のレストランへ。すると、患者の下戸陸太(岡山)とぶつかってしまう。整は謝るのだが、陸太は難癖をつけて許さない。だが、冷静に理詰めで返す整に陸太は辟易して去った。3時になり、整が温室へ行くと床に数字が書かれている。「自省録」で確認すると、ある場所の土の中となっていた。整がその場所の土を掘ると、何かが入ったビニール袋が出てくる。その時、整を静止する女性の悲鳴が。温室を管理する梅津真波(阿南敦子)だ。ビニール袋は、事情があって真波が埋めたものだった。

真波と別れた整は、桜の幹にピンで止められた封筒を発見。開封するとどこかの塀の落書の写真が入っていた。落書きは炎を象ったようなマークに見える。写真の裏には住所が記されていた。整が写真に書かれた住所に行くと、一軒家が全焼していた。整は消防官や警官、野次馬の中に陸太を見つけた。整に見られていると気づいた陸太は話をしていた井原香音人(早乙女)と姿を消した。すると、いつの間にか隣にライカがいて……。

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