テレビドガッチ

エリア選択

ドガッチReport

北九州市ってどんな街? Part2 北九州市が映画界でブレイク!その仕掛け人たちとは?~街をくまなく知る、北九州FC~

最近、海外の映画祭や映画賞で注目を浴び、活気づいている日本映画界。公開作品数も増え、常にクリエイターたちは今までにない画を求め、イメージ通りのロケ地を探しています。そんな彼らのこだわりに応えるのが日本各地にあるフィルム・コミッション(FC)。中でも全国で最も古い歴史を持つ北九州FCは、街の魅力を映画関係者に売り込み、数々の大作を北九州市で生み出し、近作では4月18日公開の『おっぱいバレー』もこの地で誕生しました。今回は、邦画界に大きく貢献している彼らの活動を探ることにしました。

映画を誘致し、街の発展をバックアップ

映画の地方ロケで大きな力を発揮する全国のフィルム・コミッション。通称FCと呼ばれるこの団体は、映画などの誘致活動にはじまり、ロケ地探しや関係各署の調整、さらにはロケ現場の仕切りやケータリングなど、撮影を多面的にサポート。中でも注目されているのが、日本で一番古く、先駆者としてFCの活動を切り開いてきた北九州FC。スタッフである山口直孝さんは、その活動についてこう語っています。
「北九州市のPRの一環、地域への経済発展のために数々の映画を誘致し、最近では『K-20怪人面相・伝』や『ザ・マジックアワー』、『おっぱいバレー』などの大作にも協力しました。私たちのモットーは積極的なロケ地提案です。警察や市民など調整が難しい道路封鎖などを実現させるための努力を惜しまず、ロケがスタートしてからは、スタッフたちと寝食をともにしながら24時間のサポート体制で支援しています。」

北九州FCが協力した主な映画作品

北九州市FCが売り込む、街の魅力とは?

北九州市で撮影した映画群は、時代背景もイメージもいろいろ。
「北九州市は、映画スタッフが要望するさまざまなロケーションが、高いレベルで残っているんです。門司港レトロ地区はヨーロピアン調の建物や洋館、明治・大正・昭和初期の古い建築物などがあり、ほかにも『三丁目の夕日』のような昭和30年代の街並、田舎風景、近未来的な建物、海・山などの自然、工業都市らしい景色などバリエーション豊か。その上、どこでも中心部からは30分のアクセスの良さと、ロケにはぴったりのエリアです」と、魅力が凝縮した北九州市を誇りにする山口さん。

撮影した映画を市民PRするのはFCの役目。ロケ地マップを自分たちで作ってアピール。

おっぱいバレー』の誘致に関しては、 「一昨年の秋、この映画の企画を知ってすぐに原作を読みました。そこで、“このロケは学校の協力なしには成立しない!”と判断し、教育委員会にすぐ向かい、学校側の全面協力の約束を得てから、ロケハン。原作の雰囲気に近い街並や学校をセレクトし、200ページ超、写真500点の膨大な提案書を映画スタッフに提出したんです。その後、監督が時代設定を1979年にするという情報を掴んでからは “大チャンス”とばかりに、意識的に北九州らしい場所を提案したら、結果的にロケ地だけでなく舞台設定まで、北九州市になりました。」
これはFCたちの熱意が生んだ功績。そして市民に対しては「映画を作りましょう」「街でお祭りをやりましょう」と呼びかけました。自治体や商店街の協力で道路使用許可も警察署から下り、区役所のバックアップもあって、道路完全封鎖という夢のようなロケも実現。「撮影終了時には、街中から拍手が起こりました」と人情味あふれる風景だけでなく、人も温かい北九州だからこそ成功した、ロケのエピソードを山口さんは語ってくれました。

今回お話を伺った北九州FCの山口直孝さん。今は『おっぱいバレー』のPRでてんてこまい。

映画の街、北九州市として今後目指すところ

「北九州ロケの映画は、私たちが市で大々的にPRを行いますが、地元で撮影したこともあり市民の方も早くから映画を知っているので、公開前から評判上々です。」
撮影だけではなく映画PRまで行うFCの幅広い活動を、温かく見守る北九州市民。景色だけでなく、人も魅力的な北九州市でFCがこれから目指すところとは。
「“映画の街、北九州”と呼ばれることで、我が街の魅力を再発見し、 北九州市民の方が“郷土愛の醸成”をしてくれたら嬉しい。それが今の目標です。そのためにもこれからも積極的な映画の誘致活動を行っていきます。」

撮影した映画を市民PRするのはFCの役目。ロケ地マップを自分たちで作ってアピール。

厳選!北九州FCご当地グルメ

ロケの合間の楽しみと言えば食事。映画制作の人たちを虜にする北九州グルメをFCがピックアップ!

第1位 いわし、さばのぬか炊き

江戸時代の後期、豊前の国(北九州・小倉)で誕生したと言われる料理。漬物用のぬか床を使って、いわしやさば等を炊き込んだ郷土料理。旦過市場内にある「吉勝(北九州市小倉北区魚町4-2-17 TEL:093-521-0312)」などでいただけます。

第2位 とんこつラーメン

九州といえばやっぱり「とんこつラーメン」。疲れた体にはこってりスープが合うのか!? ボリューム満点のラーメンは映画スタッフ陣にも大好評。イチオシは「力ラーメン(北九州市小倉北区堺町1-10-15 TEL:093-521-1488)」だとか。

第3位 合馬の筍

北九州市の竹林は、全国でも有数の広さを誇り、そこで穫れるたけのこは名産物。特に「合馬の筍」は、香り、味、歯ごたえとも極上で、一流料亭でも指名されるほどの逸品です。 北九州市内の料亭などでいただけます。

第4位 辛子明太子

タラコを塩漬けにし、各社特製の調味液で味付け、熟成させた「辛子明太子」。市内各所で販売されていますが、北九州が本店の平塚明太子(本店:北九州市八幡東区白川町1-5  TEL:093-671-0846)は、通常よりも辛めの味付けが特徴で、お酒のつまみにも◎。

(写真協力:北九州フィルムコミッション

最近のドガッチレポート

バックナンバー一覧



許諾番号 9012164001Y45038