演歌の女王・坂本冬美「なぜ私なのか」向井理×堤幸彦の新ドラマ主題歌を担当

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向井理主演の新ドラマ『神の舌を持つ男』(TBS系列、7月8日スタート、毎週金曜22:00)の主題歌が、坂本冬美の新曲「女は抱かれて鮎になる」(作詞:荒木とよひさ、作曲:弦哲也)に決定したことがわかった。

本作は、一台のボロ車に乗った3人の男女が、謎の温泉芸者「ミヤビ」を探し求めて全国の秘湯と呼ばれる温泉地を旅するコミカルミステリー。堤幸彦が構想に20年を費やした一作で、思わずクスリと笑ってしまうギャグが満載となっている。向井は主人公の朝永蘭丸(ともなが・らんまる)を、蘭丸と旅する古物商・甕棺墓光(かめかんぼ・ひかる)を木村文乃が、謎の人物・宮沢寛治(みやざわ・かんじ)を佐藤二朗が演じる。

1972年4月期から放送を開始した「金曜ドラマ」枠で演歌が主題歌となるのは非常に珍しく、資料が残っている1990年以降では初のこと。また、『ケイゾク』(1999年1月期)や、『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』(2010年10月期)など、堤ドラマでは主題歌も話題のひとつだ。今回は、堤の「ど真ん中の演歌をやっていただきたい」という要望に“演歌の女王”である坂本が応える形で、同曲が完成したという。

坂本は「まさかの堤監督から主題歌のご指名を頂き、夢のようです。ましてや主演は向井さんですよ! 本当に光栄なことです。でもなぜ私だったのでしょう(笑)」と、喜びと戸惑いをあらわに。向井は「温泉を巡るドラマにふさわしい曲で、聞いていると各地の撮影場所を想い出すように情景が浮かんできます。一言で表すことが難しいドラマですが、坂本さんの曲を聞くことで、ドラマの世界観がはっきりします。これまで撮影してきた映像とのコラボレーションが楽しみです」と期待を寄せている。

さらに、坂本がドラマに出演し、向井らと共演することも決定。先日、千葉県大多喜町にて行われた撮影では、12人の花柳社中と共に踊りを披露したという。撮影後、坂本は「思いきり楽しんでやりました。芸能生活30周年で一番のサプライズ。これ以上のものはもう暮れまで出てこないと思います。私も毎週楽しみに、ドラマを拝見したいと思っております」とコメントしている。

坂本の新曲「女は抱かれて鮎になる」は7月15日(金)に配信開始、8月17日(水)にCDがリリースされる。

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