世界陸上:16歳のサニブラウン「緊張感はなかった」200m決勝進出ならず

公開: 更新:

26日『世界陸上北京』大会5日目。男子200m準決勝が行われ、同大会の史上最年少出場となった16歳の日本代表、サニブラウン・アブデル・ハキーム(東京・城西高)が出場。2組7レーンを走ったが、20秒47で5着に終わり、ファイナル進出はならなかった。

世界陸上で史上最年少の出場選手であるサニブラウン。前日の予選では20秒35で4組2着に入り通過。今大会100m銀メダリストで、同組1着のジャスティン・ガトリン(アメリカ)に「16歳で準決勝に進出するなんて考えられない。素晴らしい」と言わしめた衝撃のデビューを飾っていた。

そのガトリンは、予選に続き準決勝でもサニブラウンと同組で走り、19秒87で1着。準決勝の全走者で1位のタイムを記録し、決勝進出を決めた。3組1着のウサイン・ボルト(ジャマイカ)は19秒95で全体の2位。100m決勝に続き、ボルトvsガトリンの頂上決戦のゆくえに注目が集まりそうだ。

サニブラウンは、レース直後のインタビューで「やっぱり強いなというのは肌で感じました。昨日走っていたのでさほど緊張感はなかったけど、一本走った後の疲労感がいつもと違うので、きつかったです。(ガトリンは)ちらちら見えていて、気にせず行こうと思っていたんですけど。後半(走者が)ばらけちゃったので、そこが痛かった」と振り返った。

「4×100mリレーのメンバーに選ばれたら?」と聞かれると、「まだ分かりませんけど、選ばれたら頑張りたいと思います」と前を向いた。『世界陸上北京』は8月30日(日)まで開催され、TBS系列で独占放送。男子4×100mリレーの予選と決勝は29日に放送される。

PICK UP