ボルトが男子100連覇 わずか0秒01差で金メダル「人類史上最速」の走り

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23日『世界陸上北京』大会2日目。男子100m決勝が行われ、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒79で優勝。世界陸上の同競技で二連覇を果たした。

ボルト最大のライバル、今シーズン世界ランキング1位のジャスティン・ガトリン(アメリカ)は9秒80で銀メダル。銅メダルは、9秒92のトレイボン・ブロメル(アメリカ)。

5月にモンゴロイド(黄色人種)初の9秒99を記録した開催国・中国の蘇炳添は、今大会の準決勝でも自己ベストタイの9秒99を出し、アジア勢初の世界陸上・男子100m決勝進出を果たした。その蘇は、決勝は10.06でフィニッシュ。その他の出場者の結果は以下の通り。

1位 ウサイン・ボルト(ジャマイカ)9.79
2位 ジャスティン・ガトリン(アメリカ)9.80
3位 トレイボン・ブロメル(アメリカ)9.92
3位 アンドレ・ド グラス(カナダ)9.92
5位 マイク・ロジャーズ(アメリカ)9.94
6位 タイソン・ゲイ(アメリカ)10.00
7位 アサファ・パウエル(ジャマイカ)10.00
8位 ジミー・ビコ(フランス)10.00
9位 蘇炳添(中国)10.06

稲妻を意味する“ライトニング・ボルト”という愛称もある「人類史上最速」のボルトは、08年北京五輪の100m、200m、4×100mリレーで当時の世界新記録を更新して優勝。09年ベルリン世界陸上では、100mは9秒 58、200mは19秒19を叩き出し、自ら記録を塗り替えた。その後も、フライングにより失格した11年テグ世界陸上の100mを除き、12年ロンドン五輪、13年モスクワ世界陸上と、五輪と世界陸上の100m、200m、4×100mリレーでは負けなしという圧倒的な走りを見せてきた。

そして今大会、まずは100mを制したボルト。25日から予選が始まる200m、29日に行われる4×100mリレーでも金メダルを狙う。

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