竹野内豊、松雪泰子と連ドラ初共演 “ワケあり”な元夫婦弁護士役

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竹野内豊が、4月からスタートする木曜新ドラマ『グッドパートナー 無敵の弁護士』(テレビ朝日系列、毎週木曜 21:00~)で主演。松雪泰子と“ワケあり”の元夫婦弁護士役で連続ドラマでは初共演することがわかった。

これまでにドラマや映画で描かれてきた“弁護士”といえば、多くが刑事事件を扱ったいわゆる“法廷モノ”や、詐欺や離婚などといった民事事件を扱うモノであったが、本作は、企業法務を専門に扱う弁護士事務所を舞台に、スマートでブリリアントな弁護士たちが理不尽な悪に立ち向かう姿が描かれていく。

しかも、この法律事務所の弁護士でもある竹野内と松雪は元夫婦。弁護士としては優秀だが、家庭人としては失敗してしまった男と、元夫と仕事上では最強のパートナーになり得るのに、私生活でそうはなれなかった女の“いびつでどこか笑えてしまう”元夫婦弁護士として登場する。それにより、“法務ドラマ”的側面と元夫婦が織り成す“ホームドラマ”的側面が絶妙に絡み合い、スタイリッシュで新しい弁護士ドラマに仕上げられていく。

竹野内がテレビ朝日ドラマで主演を務めるのは、2013年11月30日、12月1日放送の『テレビ朝日開局55周年記念二夜連続ドラマスペシャル オリンピックの身代金』以来、約2年半ぶり、連続ドラマ主演は2006年10月クールの『家族~妻の不在・夫の存在~』以来、約10年ぶりとなり、木曜ドラマ枠での主演は今作が初となる。

今回、竹野内が演じるのは、優秀なキャリアを持つ弁護士・咲坂健人(さきさか・けんと)。一見クールでかっこいいのだが、根っこには熱いものがあり、理不尽なことや間違っていることには真っ向から立ち向かってしまうようなキャラクターで、ときには弁護士としてではなく“ひとりの人間として”の言葉を大切にする男だ。ルックス抜群の上に、法律事務所のエース級弁護士という肩書きを持つ咲坂だが、唯一の弱点は、同じ事務所の弁護士であり、元妻でもある夏目佳恵(なつめ・よしえ)。離婚後、シングルファーザーとしてひとり娘のみずきを育てている咲坂は、ときとして母親である佳恵と論争になることも……。松雪は、そんな咲坂の元妻・佳恵を演じる。

弁護士としてライバル同士でもあるふたりは、依頼案件に関して理路整然と法律論を戦わせることもしばしば……。しかしひとたび話が脱線してしまうと、途端にお互いのことを「パパ」「ママ」と呼び合い、痴話ゲンカのような争いを始めてしまうこともあり、ふたりが垣間見せるコミカルな家族感にも要注目が集まる。

また、周りを固める俳優陣も豪華。ふたりと同じ「神宮寺法律事務所」の弁護士である猫田純一(ねこた・じゅんいち)役には杉本哲太。新人弁護士で、咲坂のサポート役でもある熱海優作(あたみ・ゆうさく)役に賀来賢人。同じく佳恵や猫田をサポートする弁護士の赤星元(あかほし・げん)と城ノ内麻里(じょうのうち・まり)を山崎育三郎とお笑い芸人アジアンの馬場園梓が演じる。さらに、弁護士たちの業務をサポートするパラリーガル・九十九治(つくも・おさむ)役と茂木さとみ(もぎ・さとみ)役には大倉孝二と岡本あずさ。ベテラン秘書・朝丘理恵子(あさおか・りえこ)役に宮地雅子、咲坂と佳恵の娘であるみずきの家庭教師・島谷涼子(しまたに・りょうこ)役に宮﨑香蓮、佳恵が通う日本舞踊教室の師匠で「仙石流」の名取・仙石雪之丞(せんごく・ゆきのじょう)役には合田雅吏が決定している。

そして「神宮寺法律事務所」の代表であり、ボスである神宮寺一彦(じんぐうじ・かずひこ)役には國村隼と、一癖も二癖もありそうな俳優陣が一挙勢揃い。そして毎話、依頼人役でさまざまなゲストも登場予定で、レギュラー陣もゲストも個性的かつ実力派の面々が顔を揃える。

また、今作の脚本を務めるのは、『DOCTORS~最強の名医』『HERO』『海猿』などで知られる福田靖氏。これまでにも病院、検察庁、海上保安庁、といった視聴者には馴染みの薄い世界を舞台にした物語を紡ぎ出し、そこで生きる登場人物たちのキャラクターを確立することで、集団劇としても楽しめるものへと昇華させてきた福田氏が、今回は法律事務所を舞台に物語を作り出す。福田氏とは初タッグとなる竹野内、そして、ドラマ『救命病棟24時』や映画『容疑者Xの献身』などで福田氏が描く世界に命を吹き込んできた松雪、このふたりが今作『グッドパートナー 無敵の弁護士』で、どのようなキャラクター・世界観を体現していくのか、今から期待が高まる。

今回の作品について竹野内は「今回、福田靖さんとご一緒させて頂ける事をとても光栄に思っております。今作は、難しい法の話ではありますが、実際に様々な弁護士の方々と直接会って取材を重ねて来られた福田さんの何とも言えないユーモアを含んだ切り口で、非常に解りやすく世代を選ばず楽しめる物語になると思います」とコメントし、松雪については「色々な引き出しを持っていらっしゃる方なので、これからの3ヶ月間が楽しみです」と語っている。そして「私自身、連続ドラマでの弁護士役は初めてですが、個性豊かな共演者の皆さんと力を合わせて良い作品にして行きたい」と思いを述べた。

一方の松雪は、竹野内との共演に対し「以前にも共演させていただきましたが、とても役柄に真摯に向かわれる方という印象。今回はふたりのバトルも含め、非常に楽しみにしています」と述べ、福田氏の脚本については「何より爽快感、そして群像劇だからこそ出来る会話劇の面白さがあります。そしてキャラクターたちが繰り出すリアルな台詞もとても魅力的。毎回次を読み進むのが本当に楽しみな脚本です」。そして今回の役柄については「“テンションが高く、嵐のような女性”にしたいと思っています。一方で妻・母である一面は人間味を感じられる部分であると思うので、そちらも大事に演じていきたいと思っています」と役に対する思いを明かした。

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