加藤あい、第一子の出産後初、3年ぶりドラマ出演は「すごい終わり方をしている」

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女優の加藤あいが、フジテレビ系列で放送中のドラマ『貴族探偵』(毎週月曜21:00~)の第5話と第6話(5月15日、22日)に出演することが決定。第一子の出産後初めて、およそ3年ぶりにドラマ出演することがわかった。

本作は、麻耶雄嵩による本格推理小説「貴族探偵」と続編の「貴族探偵対女探偵」(いずれも集英社文庫刊)が原作で、“主人公が推理をせずに謎を解く”という、推理小説の既成概念を打ち砕く前代未聞の物語が繰り広げられている。

第5話では、新米探偵・高徳愛香(武井咲)が、クライアントで財閥の令嬢である玉村依子(木南晴夏)から、日本最後のフィクサーと呼ばれている男・桜川鷹亮(竜雷太)なら、貴族探偵が何者なのか知っているはずと教えられ訪問。今回、加藤が演じるのは、そこで愛香を出迎えた鷹亮の外孫・豊郷皐月。

愛香は皐月に案内され、鷹亮のもとへ行くと、そこには貴族探偵の姿が……。驚く愛香に鷹亮は、今日は自身の孫である弥生(北香那)の婿選びの儀式の日で、貴族探偵は立会人として呼ばれたという。さらに、愛香も探偵ということで立ち会って欲しいと意味深なことを言われ、しぶしぶ儀式に出ることになる。その儀式とは“一番にキジを狩ることができたものが婿になる資格を与えられ、そのキジを一堂で食す”という桜川家の言い伝え。今では形骸化し、単に結婚前の通過儀礼として執り行われている。

いざ儀式が始まると、鷹亮が勝手に進め気乗りしない弥生や、彼女の気持ちを知る皐月は儀式を楽しめないでいた。そんな中、貴族探偵は皐月を口説き、出自や家柄は良いが品のない4人の求婚者に対して「成金」と断じるなど、いつにも増して貴族風情をさく裂させる。そうして、徐々に皐月にも笑顔が戻ってきたところ、求婚者の1人の男性が突然、もがき苦しみ倒れ落ちる。それが血で血を洗う、凄惨な連続殺人事件の幕開けだった……。

演じる皐月について「最初はおとなしくて優等生なお嬢様という印象を持っていた」という加藤。しかし、プロデューサーから「“おきゃん”(=活発な女性)な感じ」と言われ、貴族探偵に出会った時は興味深そうに接したりするなど、旺盛な好奇心や遊び心が感じられるようにすることを意識したという。一方で、個性豊かなキャラクターと独特の世界観を踏まえ「あまり現実っぽく、というところは考えず、この世界観に馴染むように入っていきたい」と語った。

また、恐ろしい事件が起こる中に、たくさんのユーモアがちりばめられているのが、この作品の魅力だと語り、「台本を何度読んでも、同じところでクスっとしてしまう箇所がいくつもあって、本当に面白く見ていただけると思います。また私は5話と6話の出演なのですが、6話の台本を読むと、もう続きが気になって仕方がない、すごい終わり方をしている」とアピールした。

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