加藤綾子アナ、フリーになって見せたい“新たな顔”を告白

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4月末にフジテレビを退社し、フリーになった加藤綾子アナウンサーが、フジテレビ系で5月14日(土)21時から放送される『一流が嫉妬したスゴい人』でMCを担当。このほど、フリー転身後初のバラエティ番組収録を終えた加藤アナが、取材に応じた。

番組では、各界で一流として活躍する人が「スゴいと思った人」=「嫉妬した人」を紹介。彼らが“なぜ嫉妬するのか?”を紐解き、一流に嫉妬される人のスゴさを伝えていく。今回、樹木希林(女優)、さだまさし(歌手)、澤穂希(サッカー選手)、三池崇史(映画監督)、鈴木おさむ(放送作家)、浜崎慎治(au「三太郎」CMディレクター)、片岡護(アルポルト・オーナーシェフ)、コロッケ(モノマネ芸人)の8人が嫉妬した人を告白。スタジオゲストの劇団ひとり、千原ジュニア、伊集院光、武井壮、ヒャダイン、松下奈緒、芦田愛菜が、彼らのエピソードについて語り合っていく。


<インタビュー>

――収録を終えた感想を教えてください。

最初、嫉妬という言葉に「かっこわるい」「恥ずかしい」というイメージがあったのですが、とても素敵な言葉に聞こえてきました。錚々たる方々が、他の人に対して“羨ましい”という感情を抱きながら一流になっていったと知り親しみが持てました。また、自分に持ってないものを持っている身近な誰かに嫉妬してしまっても、それは皆が感じていること。それは間違いではないんだよと、背中を押して貰えるような番組になっていると思います。

――フリーになって心境の変化はありましたか?

何が変わるのかなと思っていたのですが、あまり気持ちに変化はありませんでした。あれだけ送別会などをやってくれたのに、正直卒業していない気持ちです(笑)

――今日、フジテレビに来て、これまで一緒に働いていた人たちの反応はいかがでしたか?

「これはこれは加藤さん」、「カトパンなんてもう呼べないよ~」って笑いながら言ってくれたのが今までになかったお出迎えでした。あと、これまでタレントクロークに直接行くことはありませんでした。一度アナウンス室に寄ってからとか、『めざましテレビ』が終わって、仮眠室で寝てから来るというスケジュールだったんです。それが、今朝はお家でご飯を食べて、タレントクロークに直接向かったのですが、同期の榎並大二郎アナとすれ違って「ああ、違和感!」って言われちゃいました(笑)

――劇団ひとりさんは、スタジオに10人くらい引き連れて来られたと言っていましたが?

えー? 絶対ウソですから! 収録中も劇団さんに「どこかの部屋から高笑いが聞こえてきたよ」って言われました(笑) ちゃんとマネージャーさんと2~3人で来ました。でも、マネージャーさんがいるのは不思議な感覚です。

――今日は、番組MCとして一人で仕切っていましたが感触はいかがでしたか?

これまではMCの方がいて、それをサポートする役が多かったのですが、今回一人でやらせていただいて、ちょっと間ができたときにドキッとしてしまうところがあって、ここが慣れていないところだなと思いました。

――フリーになって活動の幅が広がると思いますが、今後挑戦したいことはありますか?

これからやりたいのは、子ども向けの教育番組です。大学まで音楽をやってきて、先生の免許を取ったのですが、その時ゼミで、小さい子どもたちに音楽を教える“リトミック”を学びました。そういうのを伝えたいです。それと、フジテレビに在職中に見ていて面白いなと思ったのは『ワイドナショー』です。

――先ほど、劇団ひとりさんは「MC以外をやってほしくない」と仰っていましたが、挑戦したい分野はありますか?

言っていましたよね! 別の分野というと、コメンテーターとかになるのでしょうか? それは全然考えていませんでした。こんなこと言って1年後とかにコメンテーターとして出ていたら「アレ?」って感じですよね(笑)

――『ワイドナショー』にコメンテーター側として出るチャンスもあるのでは?

あの濃い人たちの並びでコメンテーターは絶対無理です(笑) フリーになってリアルに考えたときに、アナウンサーって良い意味でも悪い意味でも中立の立場で逃げられたのだなと思いました。何か意見を求めてられても、「私はこう思います」とハッキリと言えない。でも、言えないだけじゃなくて、言わなくて良いというところに自分たちは甘えていたのだなって。今、何か意見を求められることを想像したときに、自分っぽいコメントとか、自分なりのコメントを言えるのはスゴいことだなと感じていますし、いきなりそこに並ぶことはできないと思います。今日はMCとして一人でやらせていただきましたが、まずは「一人でも大丈夫だね」と言われるようになりたいと思います。

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