KANA-BOON×シナリオアート『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』スプリットシングルで敵対心!?

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フジテレビ“ノイタミナ”ほかで放送中のテレビアニメ『すべてがFになるTHE PERFECT INSIDER』のオープニングテーマ「talking」とエンディングテーマ「ナナヒツジ」を1枚に収めたスプリットシングルが11月11日(水)に発売される。それぞれの楽曲を担当したKANA-BOONとシナリオアートのメンバーが取材に応じ、今回のタイアップへの思いを語った。

アニメ『すべてがFになるTHE PERFECT INSIDER』は、人気作家・森博嗣のデビュー作『すべてがFになる』から始まる「S&Mシリーズ」が原作の理系ミステリィ。那古野大学准教授・犀川創平と学生・西之園萌絵が、天才プログラマー・真賀田四季に会うために孤島の研究所を訪れ、そこである事件に遭遇。犀川と萌絵が、不可思議な密室殺人事件に挑む姿が描かれる。

2012年にキューンミュージックが主催した『キューン20イヤーズオーディション』に参加した同期バンドの彼ら。KANA-BOONの「talking」が使われるオープニングアニメーションは、Perfumeやサカナクションのミュージックビデオを手がける映像クリエイター・関和亮氏が、ロトスコープ(実写映像を元にアニメーションを制作する映像技法)によって制作。登場人物たちをモチーフにした線で描かれたキャラクターたちの動きが印象的な仕上がりになっている。KANA-BOONの谷口鮪(Vo.&Gt.)は「めちゃくちゃカッコイイ」と絶賛し「バンドのミュージックビデオをアニメのフィールで作ってくれたような映像になっていて嬉しい」と喜び、古賀隼斗(Gt.&Cho.)も「“その気にさせてよ”の部分では女の子が誘っているような描写があり、制作者側も僕らの歌詞を聞いて作ってくれたのが嬉しかった」と話した。

一方、シナリオアートの「ナナヒツジ」が使われるエンディングアニメーションは、新進気鋭のアーティスト・橋本麦氏が、全編プログラミングを用いて生成する「ジェネレイティブ・アート」という技法で作成。シナリオアートのハヤシコウスケ(Gt.&Vo.&Program)は、アニメのために書き下ろした楽曲について「物語の中に“7は孤独な数字”という言葉が何回も出てくるので、基本的に7拍子で作曲して、歌詞にも意識して入れたりしています」と明かし、その楽曲と合わさったアニメーションについて「原作に出てくるのと同じプログラミングや数列が出てきて、科学的なストーリーともあっている。自分たちのソリッドな曲のイメージとも合致してカッコイイ」とコメント。ハットリクミコ(Dr.&Vo.)も「無機質で感情が見えない映像。最初から最後まで通して、私たちの曲にあわせて映像を作っていただけた。アニメにしていただいたのも初めてなので感動した」と笑顔を見せた。

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