篠原涼子は太陽のような存在『オトナ女子』中野プロデューサーが魅力を語る

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――「アンフェア」で演じた硬派な雪平夏見を終えて、次にどのような表情を見せてくれるのか注目している方も大勢いると思います。このタイミングで等身大の40代という役を演じるのは偶然なのでしょうか?

篠原さんとは「ラスト・シンデレラ」を終えた後も一緒に仕事をしたいと思っていました。それに、女優さんや俳優さんは切り替えるタイミングが大事じゃないですか。『アンフェア』では重いテーマで堅い役をやっていたので、今回、等身大のキャラクターをやりたいというのは、篠原さんの思いともちょうど合致したのかなと思います。

――以前の作品について話すことはありますか?

例えば衣装を決める時には、篠原さんも「『アンフェア』ではこういう衣装だったから、今回はこういう衣装にしようね」という話はしました。衣装って、キャラクターのイメージを伝える上で大事な要素なので、これまで演じた役のことも念頭に置きながら、この作品に向けてキャラクターを固めていきました。

――今は完全に切り替わって亜紀を演じられている?

『アンフェア』の舞台あいさつなどのイベントが終わるのを待って、こちらも撮影をスタートさせたので完全に切り替えてくださっていますね。『アンフェア』の雪平はすごく格好良くて無駄なことは喋らなかった。『ラスト・シンデレラ』の遠山桜は、とてもガサツだったのでガニ股で歩いたりしていた。今回の亜紀については女性的な仕草をすごく意識してくれていて、髪をかき上げる仕草などはとても女性的です。そういうちょっとした所作を意識して見ていただくと、篠原さん自身が感じている亜紀像を感じていただけると思います。

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