毎年、「理想の上司ランキング」女性上司部門で1位に輝く天海さん。今年も1位に選ばれ、6年連続でトップを獲得。そんな理想の上司の天海さんに、「キントリ」メンバーの中から理想の上司を選出していただきました。

――6年連続1位、おめでとうございます！

上司になったことはないのですが、何年も連続でそんなふうに思ってくださるなんて、凄く嬉しいです！　このまま頑張りたいと思います（笑）。

――そんな理想の上司・天海さんがキントリ内で「理想の上司」を選ぶとしたら？

難しいですね、どなたも捨てがたい……。例えば、コヒさん（小日向）のような上司もいいと思います。とても可愛らしいんですよ。私が、長台詞で大変な思いをしている時に、テケテケテケって近寄って来て、「天海ちゃん、今日も喋ってるね～」って冷やかしにいらっしゃるのですが、ああいうのも憎めない。可愛らしい上司!?

――でんでんさんは？

時々、オチの無い話で笑わせてくださります。「でんでんさん、それってオチはありますか？」って聞くと、「オチがねー、ないんだよー」って（笑）。「でもやっぱり、聞いておいた方がいいですかね？」って聞くと、「うーん、あんまりおもしろくないよ」って言うので、「じゃあ、聞かなくてもいいですよね、でんでんさん」って。そんな失礼なことも言わせてくださるでんでんさんみたいな上司とか……（笑）。

――大杉漣さんは？

漣さんは、ピシッとした外見とはちょっと違って、凄くハートフルな方で温かいんですよ。また、いろんなことを知っていらっしゃって、ご自分が持っている経験談なんかももったいぶらずに、本当に親切に話してくださったりします。そして、可愛らしいところもありまして、「漣君」とか時々呼ばせていただくこともあるのですが、そんなことも許してくださるような器の大きな方です。

――田中哲司さんは？

劇中では、私たちの上司役なのですが……。ある撮影で、コヒさんが呼吸器を付けてベッドで寝ているというシーンがあったんですね。すると、哲っちゃん（田中）がコヒさんの息の音が「ふーっ、ふーっ」って聞こえるって、なぜかそれがツボに入ってしまったようで、笑うんですよ。ひどいでしょ（笑）。幸い、そのシーンでは田中さんの背中しか映らなかったので、「哲っちゃん、目をつぶっていていいから我慢して」って。「分かった、ごめんね、ごめんね」って撮影を再開したものの、今度は笑いを我慢してか肩をヒクヒクさせているのが見えるんです。すると、哲っちゃんが「ごめん。目をつぶっていたら、空気を吸っている音がより聞こえてきてしまって、その絵が想像力を超えておかしくなっちゃって……」。どうしても笑ってしまう田中哲司さん。あんなにスッとしている二枚目なのに、あんな面白い人はいないです。だから、結構いい上司かもしれないです（笑）。

――では最後にメッセージをお願いします！

今回は松下由樹さんと斉藤由貴さんをゲストに迎え、女同士のバトルを繰り広げます。軽々しく私個人の感想を言うのがはばかられるほど、“Ｗ由樹・由貴”のお芝居は圧巻でした！　今回の有希子は女性たちと対峙することで、「同じ女だから許せない」と憤ってしまう半面、いつになく惑わされたりもします。そんなシーンを撮影する中で「有希子は取調官として中性の視点を保とうとしてきたからこそ、女性特有の心理がつかめない部分もあるんだな」という発見もありました。前回の連ドラから髪が伸びたことで誕生した新しいヘアスタイルと合わせ、有希子という人間の新たな一面も楽しんでいただけるんじゃないかな、と思います。