佐野ひなこ「ドラマの月が好き」話題沸騰『デスノート』で“ミサミサ”を熱演

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――人気漫画の初の連続ドラマ化ということで、大変な注目を集めています。出演が決まった時はどんなことを考えましたか?

お茶をしている時に、「7月クールのドラマ、『デスノート』が決まりました」と、事務所のマネージャーさんにいきなり言われたんです。まず最初に「ドラマやるんだ。楽しみ、絶対見る!」と思いましたが、「“決まった”ということは、私が何かやるんですか?」と改めて聞いたら、「ミサミサです」と明かされて。その瞬間、「え?」と頭が真っ白になりましたね。まさかという感じで、嘘なんじゃないか、と最初は信じることができなくて。

――海砂役は、嬉しかったですか? それともプレッシャーも大きかった?

原作の単行本も全部持っていて、映画はもちろん、今年4月のミュージカルも観に行きました。ミュージカルでは事務所の同期の子(唯月ふうか)が海砂役だったので、羨ましいな、と思っていたところだったんです。なので、今度は私がやらせてもらえるということを聞いて、すごくビックリして。作品の大ファンなので単純に嬉しかったですけど、海砂はとても重要なキャラクターなので、もちろんプレッシャーも大きかったです。

――ドラマも中盤。もう“ミサミサ”でいることに慣れましたか?

夢みたいで、最初は嬉しいという気持ちだけが膨らんでいましたが、台本が出来上がり、キャストが決まり、「これは現実なんだ」という感覚が強くなるにつれ、プレッシャーがどんどん増してきました。すごく有名な作品だし、素晴らしい俳優陣の方たちと一緒に演技もしなきゃいけない。大役過ぎて、私にはまだ早すぎると思ったりもしましたが、次の機会は絶対にないと思い、覚悟を決めました。

――どうやってプレッシャーを克服しましたか?

台本を読み込んでいると、先が読めない展開に引き込まれていくので、これは絶対に面白いドラマになるなと思いました。だから私も、この幸運な状況をできるだけポジティブに考えて、飛び込んでみようと。共演者の方々やスタッフの皆様に助けていただきながら、思いきってやらせていただくうちに、少しずつ慣れていきました。

――周りの反響はいかがですか?

発表になった後、こちらから話題を出さなくても会う人会う人が「あれ、ミサミサ?」と声をかけてくださって、大きな反響を目の当たりにして、この作品のすごさを改めて感じました。

――アイドルの役ということで、歌や踊りにも挑戦しました

アイドルを疑似体験できて嬉しい気持ちもありましたが、歌や踊りは経験したことがないので大変でした。ダンスも簡単なものにしてもらって、必死に練習したんですけど、すごく難しくて。歌も苦手なので、それを人に見せるのは恥ずかしかったし、本業の方々に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

――海砂っぽさ、アイドルっぽさがすごく出ていて「原作のイメージに近い」という声も多いです。

そういっていただけると嬉しいです。ダンスや歌、ライブシーンなど、とにかく必死だったので、見た方から「踊ってたね」、「歌ってたね」とか、「がんばってるね」と言われると、少しは報われた気がします。久々に髪型をツインテール、正確には「ハーフツインテール」にしましたけど、ヘアスタイルや衣装のおかげで、少しはアイドルのように見えたのかもしれません(笑)。

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