佐野ひなこ「ドラマの月が好き」話題沸騰『デスノート』で“ミサミサ”を熱演

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――演じていて、海砂に共感できる部分はどんなところですか?

私が今20歳なので、海砂とは同年代。言葉遣いとかは、今どきの女の子っぽくて親近感がわきました。そこはアイドルの役ではありますけど、身近に感じるというか。

――海砂の月に対する一途すぎる想いについては?

海砂は月のために寿命を半分にして、人間の名前と寿命が見える「死神の眼」を手に入れますけど、私だったら、絶対にそこまでできないと思います。私が初めて原作を読んだ時に印象的だったのも、そこなんですよ。海砂の一途すぎる愛が、ある意味すごく怖いもののように思えました。でも同時に、その一途さ、好きな人のために何でもできる勇気、を尊敬する気持ちもありました。私にはまだ分からない感情ですけど、海砂という役を通して、この強い想いについて色々と考えてみたいです。

――佐野さんならではの海砂を、視聴者の方にどのように見てもらいたいですか?

親を殺されてしまった海砂にとっては、その犯人を裁いてくれたキラ=月が特別な存在。でも、ちょっと抜けているところがあって、すぐに月の足手まといになってしまう。これは原作もドラマも同じです。ただ、少し違うのは、私が演じる海砂は、アイドルとして一生懸命に笑顔をふりまいているシーンがたくさんあるということ。辛いことを誰にも言わずに頑張っている女の子だということが強調されているのかなと思ったので、そんな海砂の“強さ”に注目してもらえたら。海砂を見習って、私も一生懸命、演じたいと思います。

――6話(8月9日放送)では、海砂がついにLに捕まって、監禁されるという山場のシーンを迎えます

拘束着を着せられて身動きできないので、すごく大変なシーンでしたね。「もう殺されてもいい」という覚悟と、デスノートの所有権を手放して記憶を失ってしまう前と後の違いを表現しなければならなかったので、難しかったです。原作でもお馴染みのこのシーンがどうなっているか、ぜひ見ていただきたいです。そして7話以降も、驚きの展開が続くので、原作ファンの方も、このドラマを好きになってくれた方も、楽しみにしていてください!

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