ビートたけしが、12月28日深夜に放送された『チマタの噺SP～たけし噺2017～』（テレビ東京系、レギュラー回は毎週火曜24:12～）に出演。今年を振り返る中で、元SMAPの稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾について盛り上がる一幕があった。

同番組の年末スペシャルに出演するのは今年で3回目のたけし。MCの笑福亭鶴瓶と共に2017年に起こった事件をピックアップし、持論を展開していく。収録後に行われた記者会見では、たけしが「ピー音を入れてもらって、口の動きでどんな放送禁止用語を言ったのか想像してほしい」と視聴者に呼びかけていた。

さまざまなニュースがある中で、たけしは「“72時間ホンネテレビ”って何だっけ？」と、元SMAPの稲垣、草彅、香取が出演したAbemaTVの番組に触れる。内容を説明した後に鶴瓶が「（番組内で）72曲歌をうたいよったからね。すごかったですよ」と感想を述べると、たけしは「こっち（3人）は歌が上手い方が揃ったの？　片っぽの方は下手くそだろ？」と質問。鶴瓶は「中居（正広）でしょ？　中居はそんなに下手じゃないですよ。誰やとは言いませんけど、（SMAPの）コンサート中に“何か振ってくれ”って言われて、そいつのマイクから生で歌っている声が耳に入ったんですよ。そいつめっちゃ下手でしたよ」と暴露。

たけしが「3人のうちの1人？」と問いただすと鶴瓶はあっさりと頷く。たけしが「誰だろうなぁ。香取くんかな？」とこぼすと「香取は上手いですよ」と鶴瓶。さらに「吾郎もちゃんとやるでしょう」と言い、歌が下手だと感じたのは草彅であることを暗に認めてしまう形となった。たけしは「引っかかったな」と不敵な笑みをこぼし、観念した鶴瓶は「（だみ声を使って）“スーパーマンじゃない！”って聞こえたんですよね。“誰やこれ”と言うた」と明かした。

また、たけしは自身が監督を務めた映画『アウトレイジ最終章』についても言及。ラストについて鶴瓶が「めっちゃ良かった」と絶賛すると「結末的には“ショックだった”って言う人が多いんだけど、映画的には“ああしなきゃしょうがねぇだろう”って。本当の社会となると、ああいう結末には出来ないんだろうけど、“エンターテインメントだったらこれが理想的な形じゃねーかな”ってことで選んだ」と裏話を明かした。

他にも、今年発売した著書の話、政治の話、不倫騒動の話など、記者会見で発言した通り、自主規制音だらけの“たけし節”を発揮させていた。