『遊☆戯☆王』の重圧に「胃が痛い」初主演・石毛翔弥が告白

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テレビ東京系列にて5月10日よりスタートする、アニメ「遊☆戯☆王」シリーズ最新作『遊☆戯☆王VRAINS(ヴレインズ)』(毎週水曜18:25~)。5日、都内にて記者会見が行われ、主演の石毛翔弥(藤木遊作/Playmaker役)をはじめ、櫻井孝宏(謎の生命体役)、木村昴(草薙翔一役)、濱野大輝(鬼塚豪/Go鬼塚役)、中島由貴(財前葵/ブルーエンジェル役)、山本匠馬(財前晃役)が出席。作品の見どころや、視聴者へのメッセージなどを語った。

1996年から「週刊少年ジャンプ」にて連載を開始した大ヒット漫画「遊☆戯☆王」(原作:高橋和希)。連載20周年を迎えた2016年には劇場版『遊☆戯☆王THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』が公開され、興行収入10億円を突破した。アニメシリーズは、2000年から放送を開始。その後、『デュエルモンスターズGX』『5D’s』『ZEXAL』『ARC-V』と歴史を重ねてきた。

そして待望の新シリーズ『VRAINS』の舞台は、ネットワークシステムが発達した都市「Den City」。大企業「SOLテクノロジー社」が作り上げた高度なネットワーク技術により、「LINK VRAINS」と呼ばれるVR空間が構築されている。そこに現れたのは、デュエルによるハッキングを仕掛ける謎のハッカー集団「ハノイの騎士」。彼らの前に1人のデュエリスト・Playmakerが立ちはだかる。そのPlaymakerの正体である高校生の藤木遊作は、過去に起きた事件の真相を探るため闘っていた。その闘いの中、遊作は「SOLテクノロジー社」と「ハノイの騎士」が追い求めている謎のAIプログラムの捕獲に成功する。そしてこれをきっかけに、運命の歯車は大きく動き出す……。

先日、1話のアフレコを終えたばかりということで、石毛は「『遊☆戯☆王』の世界にいるという実感がわいていなかったのですが、1話をやってみて“これから物語を進めていくんだな”と感じました」と語り、櫻井は「『遊☆戯☆王』はすごく大きなタイトル。多くの方に知られている作品ですが、それがまた1からスタートを切る瞬間の、アフレコでのみんなのザワザワした感じがすごく好き。キャラクターについて徐々にわかってきたり、どんどん組み立てられていく第1歩というのが、すごく印象的」と感慨深い様子で話した。

また、今作で初主演を務めることとなった石毛。「プレッシャーを感じていないか」という質問が飛ぶと、「とてつもない。毎回毎回胃が痛く……」と吐露。さらに「アフレコ初日はすごく怖かったんですけど、周りの皆さんが素敵な方ばっかりで。そこで(緊張が)ほぐれたというか、“ここに長い期間身を置いて、みんなと一緒に作っていけるんだ”という喜びを感じました。でも、タイトルの“圧”は感じています」と告白した。

しかし、すかさず木村が「でも、(石毛は)それ(緊張)を感じさせない!」と発言。さらに、「休憩中は“緊張しました”とか言っているんですが、アフレコ中はドシッと構えている。マイク前に行く時は怖いのでしょうけど、ちゃんとバシッと決めて、汗だくで戻って来る。その本気さを感じて、そこにみんながついて行っている感じです」と、石毛を絶賛。これには他キャストも大きく頷き、主演声優を称えていた。

最後に、山本は「緊張や不安がOAに映らないようにするのが大前提。今後何百話と続いて、財前晃というキャラクターがどういう風に成長していけるのかというのを考えて、1話1話大切にして、素晴らしい作品になるように頑張りたいと思います」。濱野は「『VRAINS』から新たな召喚法も加わって、進化した斬新なものになるという確信を持っています。御覧になる方も、一緒に新鮮な気持ちで“今までとは違う”と感じながら見てくれると嬉しいです」。中島は「皆さんについて行けるように頑張りたい。財前葵、そしてブルーエンジェルのデュエルがどのようになっていくのか、私自身も楽しみです。魅力をたっぷり届けられたら」。木村は「今回から新ルールがあったりと、これまでの『遊☆戯☆王』を見てくださっていた方にもフレッシュな内容でお届けできるのではないかと。なおかつ、これから見る方にも面白い作品になっています。それから“これまでの木村昴じゃないぞ。新しい木村昴がここで見られるぞ!”ということを、最後に強く言わせていただきます(笑)」。櫻井は「僕もあまりアプローチしたことないお芝居の仕方です。アフレコしていても楽しくて、収録話数はまだ若いのですが、どんどん輪郭がはっきりしている。このメンバーでこれから作って行けるのが楽しみで仕方がない。タイトルを知っていても、作品を見たことがないという方でも、年齢問わず楽しんでいただける作品になっていると思います」。石毛は「小さい頃、初代の『遊☆戯☆王』を見ていて、カードゲームを好きになったきっかけでもある。『VRAINS』を見て、同じように思っていただけたら。アニメと同時にカードゲームも盛り上げていきたいです。応援よろしくお願いします!」と、それぞれ視聴者にメッセージを送っていた。