“非情の山”K2に挑む天才クライマー・平出和也の執念に迫る『情熱大陸』

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7月29日放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット、毎週日曜23:00~ )は、未踏峰・未踏ルートにこだわり、世界が驚く数々の新ルートを制覇してきたトップクライマーの平出和也に密着する。

平出は、2009年に登山界のアカデミー賞とも言われる「ピオレドール賞」を日本人として初めて受賞。また、自らの登攀(とうはん)映像を撮り続け山岳カメラマンとしても世界的に活躍する39歳だ。昨年夏には実に15年間にわたって挑み続けてきたパキスタン・カラコルム山脈のシスパーレに4度目の挑戦の末、成功。北東壁に新たなライン(ルート)を引き、その難易度と執念が世界からも絶賛された。

あれから1年……現在の平出は燃え尽きていた。シスパーレのように、全てをかけて挑めるような山が今後見つかるのだろうか?

番組では、再びパキスタン・カラコルム山脈を訪れた平出に密着。彼が「次なる山」として見据えているのは、標高8,611メートル、世界第2の高さを誇るK2だった。高さこそエヴェレストよりも低いものの、厳しい気候条件や雪崩、滑落の危険性から世界で最も登るのが難しいとされ、遭難者が極めて多いことから“非情の山”とも呼ばれている。

平出はこの6月から1か月、K2の偵察に入った。いまだ誰も登ったことのない西壁からの新ルートを見つけるためだ。衛星写真以外では、ほとんど資料や写真がなく、登ってみないことにはその姿を目にすることは出来ない。果たしてどんな場所なのか……天才クライマーが挑むK2の知られざる姿と、平出の果てしない挑戦の人生を追った。

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