稲川淳二「嬉しい霊を感じる…」9年ぶりドラマ出演でSKE珠理奈と共演

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怪談家の稲川淳二が、SKE48の松井珠理奈主演の新ドラマ『死幣』(TBS系列、7月13日スタート、毎週水曜24:10~)に出演することがわかった。

本作は、松井演じる、他人の死が見える第六感を持った女子大生・南由夏が、呪われた一万円札「死幣」を使う友人の死を目撃したことを機に、不可解な事件に巻き込まれる本格ホラーサスペンス。

稲川がテレビドラマに出演するのは、『陽炎の辻~居眠り磐音江戸双紙~』(2007年・NHK)以来約9年ぶり。それ以来、稲川は怪談家としての活動に専念するため、ドラマ出演を控えていたが、『死幣』プロデューサーの熱烈アプローチに心を打たれ、出演する運びとなった。

そんな稲川が演じるのは、何と本人役。由夏の妹・小夢(清原果耶)が、稲川の大ファンという設定だ。小夢は稲川を「イナジュン」と呼び、「イナジュンお守り」というアイテムを持ち歩いている。稲川は第2話に出演し、“死幣”にまつわる怪談を披露する。

また、現在放送されているドラマスポットのナレーションは、実は稲川が担当。声だけで気付いたファンも少なくなく、TBSにも問い合わせが寄せられたという。この番組スポットは、ドラマ公式サイトでも視聴可能となっている。さらに公式サイトでは、出演者が語る“怖い話動画リレー”がスタートしている。トップバッターは稲川が務め、その後出演者が一人ずつ怪談を披露していく。稲川、松井のコメントは以下の通り。

<稲川淳二>
はじめは時間もなく出演は無理かなと思っていたのですが、TBSのドラマということで、私相当お世話になっていますから。ましてや、実名で本人役ですよ。本当に有り難い話です。やらない人はいないのでは(笑)? この先、もうこんな幸運ないかもしれませんねぇ。久しぶりのテレビドラマで、怪談と演技を両方できるというのは、本当に感動しています。良いドラマに出させていただいて嬉しいです。今嬉しい霊を感じていますよ。

(ホラーが苦手という松井に対して)心霊って、怖いと思ってしまうとどこにいても怖いんですよ。これが事件と怪談の違いなんですが、申し訳ないですけど、逃げようがないんですよ……。一番良いのは誰かにそばにいてもらうこと。でも、そんな怖さがあるということは、本当は感性があるということなんです。感性があるから怖さが分かる。良い俳優さんは怖がりが多い。感性があるから。松井さんも怖がりということは、感性がおありなんですね。松井珠理奈ちゃん! 怖いかもしれないけど、撮影頑張ってね。応援しています。あ、機会があったら怪談をお聞かせします(笑)。


<松井珠理奈>
稲川さんがドラマに出られると知った時、さらに怖い要素が増えたと思いました(笑)。稲川さんが出演されることによって、視聴者の方もさらにドキドキして見てくれるだろうなって。怪談を話している稲川さんのイメージが強かったので、現場で初めてお会いして普段はこんなんに明るい方なんだと驚きました。とても優しくて、怪談を話している方には思えなくなりました。でも、急にスイッチが入ったように「今そこに(霊が)いますね」って仰るんですよ! だからすごく怖かったです(笑)。

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