前田敦子「私の子でこんなに可愛いなんて」と奇跡を語る!映画『町田くんの世界』

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女優の前田敦子が6月8日、都内で行われた映画『町田くんの世界』公開記念舞台あいさつに出席。人の善意という“奇跡”をテーマにした本作にちなみ、登壇者が奇跡についてトークをするなか、前田は今年3月に出産した我が子について「私の子でこんな可愛い子が生まれるなんて奇跡かなと……」と発言し客席を沸かせていた。

本作は、安藤ゆきの同名コミックを、『舟を編む』や『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』を手掛けた天才・石井裕也監督が実写映画化。運動神経ゼロで勉強も苦手、得意なものが見当たらない高校生の町田くん。でも彼には、困っている人は放っておけないずば抜けた優しさを持っていた……。そんな彼に出会った人はみな、心を動かされていく――奇跡のストーリー。

ほぼ演技経験のない二人が主演を務めることでも話題になった本作。この日は、前田のほか、主演を務める細田佳央太関水渚をはじめ、岩田剛典高畑充希太賀池松壮亮松嶋菜々子、石井監督が登壇。それぞれが主演二人の頑張りに労いの言葉を贈ると、細田、関水共に緊張した面持ちながらも笑顔を見せる。

劇中、町田くんは純粋な心で人々に接し、さまざまな奇跡を起こす。高畑は「あっちゃんが出産した翌日に赤ちゃんに会いに行ったんです。私のなかではあっちゃんは19歳でずっと止まっているので、そんなあっちゃんのお腹から子供が生まれるなんて奇跡だと思いました」とユニークな奇跡体験を披露すると、前田は「みっちゃんが我が子に会いにきてくれたときは、まだ子供の顔がパンパンだんたんです。でもそれから時間がたってくると目がとても大きくて、私の子でこんな可愛い子が生まれるなんて奇跡だなと思いました」と発言。会場から歓声が上がると「親バカですね」と照れていた。

メガホンをとった石井監督は、新人起用を含め、35mmのフィルムで撮影をするなど、大きなチャレンジを作品に込めた。「全力で作った自信作。それがどういう風にお客さんに感じてもらえるのかは、分かりませんが、映画と同時に関水さんと細田くんも世に放たれるんです。『頑張れ』と思いました」と新人二人にエールを送っていた。

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