池松壮亮の語りが染みる『町田くんの世界』最新映像解禁!「悪意に満ちた世の中」に町田くんの優しさが伝染中!?

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国内外から注目を集める天才・石井裕也監督の最新作『町田くんの世界』が、6月7日(金)より全国公開される。このたび、新たに場面写真と映像が解禁された。最新映像では、池松壮亮による「この世界は悪意に満ちている」「弱いものをいじめ、他人の不幸を喜ぶ」という本作品のキーである“語り”が収められている。

本作は、安藤ゆきによる第20回手塚治虫文化賞受賞作「町田くんの世界」を実写映画化。主人公の町田くん(細田佳央太)は、これまでのどんな主人公とも異なるキャラクター。物静かなメガネ男子、でも成績は中の下。アナログ人間で不器用。運動神経は見た目通りに鈍い......。そんな平凡な彼が、不思議な魅力でクラスメイトからご近所さんまで老若男女を落としまくり愛されまくるという、ユニークな物語。劇中で、池松が演じる吉高洋平は、小説家の道を半ば諦め、週刊誌記者として日々、ゴシップを追いかけるうちに世の中に蔓延する悪意に染まってしまった男。町田くんとは正反対の世界を生きる人物だ。また、関水渚が演じるヒロイン・猪原さんや岩田剛典が演じる氷室をはじめとした町田くんの学友たちも知らず知らずのうちに世間の悪に触れて、どこか歪んだ一面を抱えてしまっている。そんな人々がどこまでもまっすぐで、人が大好きな町田くんと出会い、優しさ純度100%の“町田くんの世界”と交わることで、少しずつ変わっていく姿が描かれていく。

試写会でいち早く本作を鑑賞した観客からは「町田くんのまっすぐな優しさが心地よかった。たった一言や一つの行動に励まされたり人の心が動かされるシーンは、心が温かくなりました」「町田くんの一生懸命さに、暖かい気持ちになれる作品。ギスギスした大人の心には痛いほど刺さりました。他人への関心が薄れてしまっている今の時代だからこそ、この作品を見て色々話したいと思いました!」「町田くんのピュアな優しさに触れた人々は、素直に、ポジティブに、そして人に優しくなれる。この映画を観た私自身も変われる気がする……人が少なからず持っているであろう悪意を善意へ導いてくれる、そんな素敵な映画でした」など、町田くんの優しさに心洗われた人が続出! 早くも観客に“町田化現象”が起き始めている。

日本映画のセオリーをすべてブッ飛ばすこの意欲作。<悪意に満ちた世界>=<平成>から、新時代に贈る衝撃の人間賛歌を、スクリーンで確かめていただきたい。