幻のイルカ、「道具」を使って自分をアピール!?驚きの行動続々

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5月6日の『ダーウィンが来た!生きもの新伝説』(NHK総合、毎週日曜19:30~)は、「世界初撮影!幻のイルカ大集結」を放送する。同番組は、日本国内の身近な自然から世界各地の未知の自然まで、実に様々な物語を紹介する人気ドキュメンタリー。

今回の舞台は南米・アマゾン。流域面積は日本の17倍を超える大河だ。ここは3000種にも上る多種多様な淡水魚をはじめ、独特の淡水の生物の宝庫。中でも、めったに姿を見せない幻のイルカ「アマゾンカワイルカ」は、体長2m・体重150kgで、長い口に点のように小さな目、飛び出たおでこといった独特の顔立ちで、アマゾンだけにすむ淡水のイルカだ。ピンク色がかったふしぎな体の色から、別名「ピンクイルカ」とも呼ばれている。生態はまったくわかっておらず、今なお謎に包まれている。

番組では、雨季の3か月間だけアマゾンカワイルカが集まるというペルーのアマゾン源流域に潜入。隔絶されたこの地で船上生活をしながら、高性能ソナーやドローンを駆使した世界初の長期密着ロケの末、アマゾンカワイルカの驚きの行動を次々ととらえた。光がまったく届かない真っ暗な水中でのダイナミックな狩り。枝を放り投げたり水面に打ちつけたりして自分の力を示す求愛行動。こうした"道具"を使って自分をアピールする行動は、霊長類以外ではアマゾンカワイルカで初めて発見された。

一方、河口近くのブラジルの港町では、アマゾンカワイルカの愛くるしい姿を間近に見ることができる場所を発見。地元の子どもと一緒に遊んだり泳いだりする、地元の人だけが知るマル秘スポットの様子も紹介。世界初の映像も交えながら、川にすむイルカならではの知られざる暮らしに迫る。

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