NEWS加藤シゲアキ、後輩・小瀧望の成長ぶりにしみじみ「初めて見た小瀧でした」

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12月21日(土)21時15分から放送される加藤シゲアキNEWS)主演のスペシャルドラマ『悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~』(フジテレビ系)の会見が15日、都内で行われ、加藤、ヒロインの中条あやみ、共演者の小瀧望(ジャニーズWEST)、寺島しのぶ古谷一行が出席した。

本作は、ミステリー&ホラー小説界の巨匠・横溝正史による“金田一耕助シリーズ”の中でも、名作の呼び声高い一本。横溝自身が認めた傑作ミステリーで、怨念めいた村を舞台に血で血を洗う争いが描かれる。

加藤は演じる金田一耕助の衣装で会見に登場。「昨年に続き2回目の金田一耕助。たいへん光栄に思っています」と感無量の表情で、「昨年『犬神家の一族』を演じた際にまた機会をいただけたら、金田一耕助をやってみたいという思いはあったんです。その時にこの『悪魔の手毬唄』も思い浮かべていましたけど、こんな2回目になったらいいなというそのイメージをはるかに上回る豪華さ、ストーリーの壮大さで、撮影中からそれを感じてこれは間違いなく面白い作品になると思いました」としみじみと感想を述べる。

スタッフの熱量にも感動したといい、「昭和のムードを出すのは難しいんですけど、細部にこだわったセット、ロケ地の数が半端なかったです。そういう雰囲気の中出てくる独特の昭和の気配、においはきっと感じていただけると思います」とコメント。また、30年金田一耕助を演じてきた古谷とは新旧金田一共演となったが、「古谷さんの金田一シリーズも毎度見ていたんですが、古谷さんの金田一は野性的でかっこいい金田一で、見ていていつしかファンになっていました。その古谷さんに自分の金田一を見られる。嬉しさ半分恐ろしさ半分の共演でした」と古谷との共演も振り返った。

続けて加藤は「すごく気さくに接してくださって……」と古谷に感謝しきり。「僕自身がファンですから、当時の裏話を聞けたり役得も多かったです。30年以上演じてこられたので、撮影中、時々金田一の名前を呼ばれると古谷さんのほうが反応されてしまう時があって可愛らしい一面も知りました。あと古谷さんが金田一の撮影で使った腹布団をもらったりしました。金田一のお力を借りれた気がしました」と嬉しそうに回顧。

これに古谷は「自分の金田一をそうじゃないところで見れるんだなって。話が来た時は正直一瞬どうするんだという思いはあったんですけど、やってみても面白いかなって受けました。最初に下田でロケをやってそこに僕が入っていって、“楽しんでますか?”って聞いたら“楽しんでいます”って。僕自身も楽しい時間を過ごせました」と加藤とのエピソードを披露した。

小瀧は温泉旅館を営む青池リカ(寺島)の息子・歌名雄役。感想を問われると「歴史ある作品、豪華キャストの中に自分が入れたのはまさに令和元年の奇跡」と嬉しそうな表情。加藤は「前回は(小瀧が)20歳になったころの共演だったので、3年ぶりに共演してみて、人ってこんなに成長するんだなって思えるくらい役者として成長されていて、僕が見たことのない、初めて見た小瀧でした。小瀧君のファンにもぜひ見てもらいたい」と、小瀧の奮闘を絶賛した。

中条は物語のキーパーソンとなる国民的人気歌手・大空ゆかり役。「とても怖い話ですが楽しみながら参加させてもらいました。怖いお話なので、現場もピリピリしているのかなって思ったら、みなさん楽しい雰囲気で、素敵な現場だなって思いました」と感想を述べていた。

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