マルシア「1年間くらい芸能界から身を引いてしまった」過去の葛藤を打ち明ける『ボクらの時代』

公開: 更新:

今月デビュー30周年をむかえたマルシアが、1月13日に放送される『ボクらの時代』(フジテレビ系、毎週土曜7:00~)に出演。この30年の間に起こった葛藤を由紀さおり坂本冬美に打ち明け、涙する一幕がある。

同番組は、あえて司会者を置かず、3人のゲストたちの普段の顔が垣間見られるような、気負わない雰囲気の中で展開されるとてもシンプルなトーク番組。

今回のゲストは、今月で歌手デビュー満30年を迎えるマルシア。そしてそのマルシアが来月開催する記念ライブにもゲスト参加するほど公私ともに仲の良い先輩だという、さまざまな功績と共に2012年には紫綬褒章を受章した由紀、そして昨年末に30回目の紅白出場を果たした坂本。

ブラジル・サンパウロ州出身の日系3世であるマルシアは、17歳の時に日本の放送局がブラジルで開催した歌謡大会で優勝し、ブラジル代表として初来日。その後、同大会で審査員を務めていた作曲家・猪俣公章さんにスカウトされ弟子入りし、2年以上にも及ぶ内弟子生活で徹底的に鍛えられた。その頃出会ったのが、同門の“姉弟子”であった坂本。共に切磋琢磨しながら内弟子修行に励んだ2人は、今でも姉妹のように仲が良いという。

厳しい修行の末、今からちょうど30年前の1989年1月、師匠である猪俣さんが作曲した「ふりむけばヨコハマ」でついに歌手デビュー。同年の『日本レコード大賞』では見事“新人賞”を獲得し、翌年には『紅白歌合戦』にも出場した。

その後、バラエティ番組などにも活躍の場を広げ、またミュージカルでも高い評価を受けるなど一見順風満帆な歌手人生を送っているように見えたが、この30年の間には、さまざまな葛藤があったという。「(離婚など、いろいろなことがあった結果)自分に負けてしまって、1年間くらい芸能界から身を引いてしまった」と、10年前の苦悩も姉のように慕う先輩の前だからこそ本音で語るマルシア。2人からの励ましの言葉に、思わず涙を流してしまう場面も。

マルシアは収録後「歌手として、先輩の背中を追いかけられることがどれだけ幸せなことか、と感謝の気持ちでいっぱいになりました。お2人のように、これからもたくさんの歌を届けていけるよう、私も頑張ります」とコメント。日本の歌謡界を支える3人のスペシャルトークに注目が集まる。

PICK UP