異色の登山家・栗城史多さんが命がけの挑戦を続けた理由とは?

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2018年5月、世界最高峰・エベレストへの登頂中に亡くなった栗城史多(くりき・のぶかず)さんの生涯を追ったドキュメント『NHKスペシャル “冒険の共有” 栗城史多の見果てぬ夢』が、1月14日(月)21時からNHK総合で放送される。

栗城さんは世界7大陸の最高峰や8000mを超すヒマラヤの山々に挑み、“自撮り”した映像を配信するというインターネット・SNS時代が生んだ異色の登山家だった。

もともと、フリーターで「生きる目的もない」若者だった栗城さんは、偶然出会った登山に生きがいを見つけ、ネットを通じて、自らの登山の様子を伝える“冒険の共有”を始めた。山に興味のない若い世代を中心に熱烈な支持を集める一方で、売名行為ではないか、実力以上の登山方法は無謀だ、といった批判を受けるなど、ネット社会を騒がせる存在となった。今回、8度目のエベレストで滑落し、帰らぬ人となった。

なぜ、彼は死に至るまで命がけの挑戦を続けたのか? 彼が遺したメッセージとは何だったのか? 彼の死を巡り、ネット上で様々な意見が飛び交っている。35歳でエベレストに散った青年の生と死を通して、現代に生きることの意味を考えていく。

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