三浦春馬『世にも奇妙な物語 』7年ぶり2回目の主演!

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三浦春馬が、5月12日(土)21時から放送される『世にも奇妙な物語 ’18春の特別編』(フジテレビ系)の短編ヒューマンSF作品「明日へのワープ」で主演を務めることがわかった。

実力派俳優として、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍を続ける三浦の『世にも奇妙な物語』主演は、『世にも奇妙な物語2011年秋の特別編』のエピソード「JANKEN」以来7年ぶり、2回目となる。また、恋人役をNHK連続テレビ小説『ひよっこ』(2014年)にも出演した若手女優の佐久間由衣が務める。

「明日へのワープ」は、謎の薬の奇跡に人生をかけた1人の青年の“タイムワープ的体験”を描いたヒューマンSF作品。映画監督を夢見る青年・小林峰雄(三浦)は、アルバイトをしながら自主制作映画を作り続けて早10年、全く芽が出ないまま。同級生たちが皆まともな職に就き、家族を作り、大人になっていく中、惨めな思いをすること必至の友人の結婚式に招待されてしまう。かつて一緒に夢見ていた女優志望の恋人・須藤由紀(佐久間)からも愛想を尽かされそうな状況で、焦燥(しょうそう)が憔悴(しょうすい)となり、追い込まれていく峰雄。

眠れぬ日々が続くある日、心療内科で精神科医・宇堂公康(相島一之)から謎の薬“アイリウム”を処方される。“アイリウム”とは、1錠服用した途端24時間分の記憶が完全に無くなり、まるで24時間後の未来にワープしたかのような感覚になれる薬。つまり嫌な思いをする出来事の前に飲んでおけば、その事を体験しなかったかのように記憶から消し去ることができてしまうというもの。記憶を薬でコントロールできるようになった時、果たしてその人生は思い通りになっていくのか。謎の薬“アイリウム”にわずかな希望を託す峰雄だが……。

『世にも奇妙な物語 ’18春の特別編』は、「明日へのワープ」ほか、今回も色とりどりの“奇妙な”作品が登場する。

<三浦春馬コメント>
ーー2回目の主演となる『世にも奇妙な物語』シリーズについて

(オファーをいただいて)純粋にうれしかったです。前回の『JANKEN』という作品も植田監督とやったのですが、引き続き植田監督が撮ってくださるということで、僕自身、成長した何かを現場に置いていければ良いなと思いながらやらせていただきました。『世にも奇妙な物語』については、以前、「ネカマな男」という作品で椎名桔平さんのお芝居に衝撃を受けたことがあったので、その裏話を監督に伺ったりできたのもうれしかったです。

ーー今作について

自分と向き合う時、(現実から)逃げてしまうような弱さって誰もが持ち合わせていると思うのですが、そんなところに僕も共感しました。勝負しなければいけない瞬間というのは人それぞれ絶対にあると思うので、そういうことの大切や尊さに気付いてもらえるような作品にできれば良いなと思いながら、精いっぱい(お芝居を)やらせていただきました。

ーー特に注目してほしいシーンは?

“アイリウム”という薬による“世にも奇妙な世界”を経験した後の恋人とのシーンで、自分のパートナーを見た時、“あぁ本当に存在するんだなぁ”と感極まりました。“大切な人が明日いなくなるかもしれない”という可能性は0%じゃないわけで、いつだって誠実に人と向き合うこと、その大切さを実感しました。

ーー実際にこのような薬があったら、どうしますか?

たとえば満員電車でつらい時とか、めちゃくちゃお腹が痛い時は飲んでしまうと思います(笑)

ーー楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします

この作品が“明日の自分から逃げない、もしくは活力をもって挑む”ための源に少しでもなれれば良いなと思うので、ご自身と重ね合わせて見ていたければ、うれしいです。ぜひ楽しみにしていただければと思います。

<佐久間由衣コメント>
ーー『世にも奇妙な物語』シリーズ初出演について

小さい頃から『世にも奇妙な物語』を見ていたので、お話をいただいた時には、本当にうれしくて、“私が出ていいのかな”ってびっくりしました。歴史ある番組に出演させていただけて光栄です。

ーー今作について

『世にも奇妙な物語』らしいファンタジーな要素もありつつ、いろいろ考えさせられることもあるドラマだと思います。奇妙な不思議な物語を、役としては現実のこととして演じるというのが興味深ったです。また、女優を目指している役でもあったので、劇中映画のシーンでは、ウィッグをつけたりして思いっきり楽しんでやらせていただきました。

ーー三浦さんとの共演について

初共演だったのですが、三浦さんが優しくて面白い方だったので、現場の雰囲気も和やかで、お芝居のやりやすい環境を作っていただきました。3年以上ずっと一緒にいるカップルという設定で、自分で事前に想像して作っていったという部分もあるのですが、実際、目の前に立たれている三浦さんのたたずまいにすごく助けられて、役に入ることができました。連続ドラマとは違った短編ならではの難しさと楽しさを経験できました。

ーー楽しみにしている視聴者にメッセージをお願いします

主人公が“アイリウム”という薬を手に入れてしまったことで、現実から逃れていくのか、それとも現実と向き合っていくことができるのか、というお話で、誰もが経験する葛藤を描いているので、すべての人に届く作品になっていると思います。

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