裕木奈江、約23年ぶりドラマ出演!亀梨和也の母親役

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女優の裕木奈江が、KAT-TUNの亀梨和也が主演を務めるドラマ『FINAL CUT』(カンテレ・フジテレビ系、毎週火曜21:00~)で、約23年ぶりに民放ドラマに出演することがわかった。

女児殺害事件の犯人との疑惑を報じられたことがきっかけで、母を自殺させてしまった主人公・中村慶介(亀梨)が真犯人を究明するため奔走し、同時に報道関係者への復讐を実行するという本作。裕木は、物語のキーパーソンとなる、慶介の母親・恭子を演じる。

恭子は保育園の園長として働きながら、女手一つで慶介を育てる心優しい母親。しかし、自身の保育園に通う女児が殺害される事件が発生し、恭子の環境は一変する。百々瀬塁(藤木直人)が司会を務めるワイドショー番組『ザ・プレミアワイド』からの犯人扱いによって、次第に追い込まれていき、結果、自ら命を絶つことに……。恭子が亡くなり、慶介が復讐を決意するきっかけとなった12年前の数々のエピソードが、ドラマの中で徐々に明かされていく。

約23年ぶりに出演する本作の印象を、「決めゼリフがある二枚目の主人公がいて、エンターテインメントとしてすごく楽しく見られる人間ドラマだと感じました」と明かした裕木。演じる役どころについては、「一生懸命育ててくれたお母さんを守れなかった過去の自分を超えたいと、復讐の旅に出る主人公の慶介。恭子はある意味、そんな慶介の清い心を表現するための存在だと思います」と説明し、「リアルに考えてしまうと恭子のようなことは起こっていけないですし、私もメディア側の人間として行動や発言に気をつけなければと感じます」と背筋が伸びた様子。

さらに、メディアに追い詰められるシーンの撮影を振り返り、「ずっと攻撃される役ですので厳しいです(笑) 役を憑依させると、辛い気持ちのまま2、3日いるしかないですし、ご飯が美味しくなくて、食欲も無くなってきますし、夜もよく眠れない。でも、これをリリースしてしまうとお芝居にならないので、役者としてはしょうがないですね。そういったシーンを撮り終えた今日は、ご飯がおいしくなると思います(笑)」と感想を。最後に、「実際に私たちが生きる社会には正義ってなかなかありませんが、この作品は“正義はあっていいんだ”ということを本当に真っ直ぐに伝えています。その正義のため、時に苦労する主人公を応援しながら見られる作品です。亀梨さんとの共演はありませんが、母として天国から彼の復讐劇を楽しみに見ております(笑)!」と見どころを述べていた。

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