『恋仲』最終回直前!15分で振り返るストーリーまとめ

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<第6話>
東京に戻った葵とあかり。翔太は、あかりが間もなく迎える教員採用試験の健闘を陰ながら応援すると告げ、そして自分には側にいる資格がないと別れを切り出す。そして翔太は、葵のもとを訪れあかりを迎えに行ってくれたことに感謝を伝え、さらに、三人の運命を変えた一冊の本を差し出す。翔太の告白にやり場のない怒りを感じると同時にされまでの翔太の思いもわかり、複雑な思いを胸にしまうのだった。

そして、あかりの教員採用試験の合格発表が迫る。葵は、合格していたら三浦家特製カレーで祝ってやるとあかりに提案し、あかりはとても喜ぶ。そんな中、公平はあかりに「これまでの5年間を支えてくれたのは翔太じゃないのか? きっと合否を知りたがっている」と伝え、あかりも納得。病院に寄って翔太に合格を伝えてから葵の家に行くと葵に伝える。病院で翔太に合格を伝えたあかり。かねてから勉強を見てあげていた心音にも合格を伝えるが、突如、心音に発作が起き、心配したあかりは病院に付き添ったまま夜を明かすことになる。

<第7話>
葵は、教員採用試験に合格したあかりを祝うため、三浦家特製カレーを作って待っていたが、全く連絡がないまま夜が明けてしまう。心音が一命を取り留め、急いで病院から葵のマンションへ向かったあかりだったが、葵は「むなしくなるだけ」と理由を聞く気にならずあかりを帰す。モヤモヤする気持ちは、葵の仕事に影響しミスを連発し、プロジェクトから外れてしまう。

一方、病院では心音の転院が決まっていた。恋心を抱く幼なじみの星野悠真(萩原利久)への想いを知る翔太は、あかりに心音の相談に乗ってあげて欲しいと頼む。あかりも心音の思いを知っており、二人で買い物に外出し、浴衣を選ぶなどショッピングを楽しむ。そして、カフェでパンケーキを食べながら、あかりは心音に「告白しなよ」とアドバイスをおくる。それは7年前の自分と同じ経験を心音にさせたくないという思いからだった。

しかし、病院に戻ると心音は、週末、北海道に転院することを告げられ、悠真との花火デートが叶わないと知った心音は大きく落ち込んでしまう。その姿を見たあかりは、なんとか勇気づけたいと、ある行動に出る。あかりは葵のマンションに向かい、心音をはげますためのプランを実現するために設計図を書いて欲しいとお願いをする。さらに、仕事を辞めようか悩んでいる葵に対して「葵のつくったものは全部好きだよ」「これから先、私と同じように感じる人はきっとたくさんいる」と思いのまま言葉にすると、その言葉に葵は前を向き始め、あかりに特製カレーを振る舞う。

翌朝、葵は建築事務所に向かうと、このところ続いたミスを心から謝り、再びプロジェクトに戻りたいと願い出る。また、心音のことを話し、どうにか力になりたいと事務所メンバーに協力を求める。さらに葵は、翔太の元を訪れ協力を要請。あかりが考えたプランとは、心音のために、院内に花火祭りを再現することだった。院内の一角に出店を作り、一室には夜景のミニチュアとプロジェクターを使って打ち上げ花火を再現。そこで、心音は悠真に思いを伝え、また来年、花火大会に行く約束をする。

院内のお祭りを終え、葵はあかりを探していた。あかりも葵のことを探し、打ち上げ花火の部屋に入ると、そこに翔太がやってくる。翔太はあかりに「勝手なのはわかっているけれど、花火大会一緒に行かないか? あそからやり直したい。結婚してくれないか?」とまさかのプロポーズをするのだった。

<第8話>
翔太はあかりに、「手紙のことを言いだせず5年間うそをついてしまったがあかりを想う気持ちにうそはなかった」と言い、「今度は葵ではなく俺に会いに来て欲しい、8月31日、7年前あかりが葵に宛てたメモに残したあの場所で待っている」とあかりに告げる。葵は、そんな光景を目にして、あまりの衝撃に動くことが出来なかった。

あかりの将来を支え続けるとプロポーズする翔太を見たことで、自分にそんな覚悟はまだないと自信を失った葵。仕事から帰宅すると公平が、七海の就職祝いのために、パーティの準備をしていた。そこへ七海が、あかりの教員採用試験合格も一緒に祝おうと言って、あかりと一緒に帰ってくる。七海と公平が買い出しに出ると、あかりは葵に、翔太からプロポーズされていることを相談する。そんなあかりを葵は引き留めることができずにいた。

そんな中、あかりのことで仕事に身が入らない葵は参加するコンクールのテーマで悩んでいた。しかし、万里子にアドバイスを受け一念発起。なんとかコンクールに間に合わせる。

8月31日、コンクール当日。公平や七海も応援に駆けつける中、あかりの姿はない。葵が発表する順番になると、座席後方のドアが開き、あかりがやってきた。葵はプレゼンを終えあかりの姿を探すが、見つからない。葵があかりに電話をすると、あかりは「葵らしくてよかった」と語り電話を切る。葵には電話の向こうからは北陸新幹線の発車アナウンスが聞こえていた。

審査発表になると、優秀賞2名、最優秀賞1名が発表される。葵は選から漏れたかに思われたが、特別賞が急きょ設けられ葵が受賞する。あかりのことで上の空だった葵は、ステージ上で簡単にあいさつを済ませるが、審査員から「“100年続く家”が課題で、耐震設計や耐久性に重点を置いた作品が多い中、君の作品は至って“普通”だった。そこが面白いと思った」と評され、「どういう考えで設計したのか?」と質問される。すると葵は、「建築が終わるのは誰からも必要とされなくなった時だと思いました。どんなに耐久性があっても、人が必要としなければ廃墟になってしまう」と答え、この家は「自分が住みたい家なんです」と話し始める。そして、「誰と住むことを考えていたのか?」と聞かれ、あかりとのこれまでの出来事を思い出しながら、この設計に込められた熱い思いを語っていく。それを聞いた審査員は「その人、絶対に失うわけにはいかないね。だって、その人と100年一緒にいたいんでしょ? だったら離しちゃダメだよね」と葵に語りかける。その言葉に葵ははじかれたように走り出していく。

<第9話>
すべてが始まった花火大会。7年の歳月を超えて、あかりが選ぶのは葵か、翔太か……。感動のクライマックスは、9月14日(月)21時からフジテレビ系で放送される。

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