篠原ともえ“シノラー”は魔法のアイテムの結晶だった

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――“いつかやりたい”と言っていた展覧会も開催されますね!

はい。デビュー20周年を記念して、7月19日から代官山のTHE ROOM DAIKANYAMAで『篠原ともえ&シノラー展』~じぶんでつくる・みんなでつくる~をやせていただくことになりました。

――どんな展覧会ですか?

シノラーが、アクセサリーを手作りしてワクワクしていたあの感じを、この展覧会でもう一度体験できたらと思いまして参加型にしました。一緒にドレスを作るコーナーや、ワークショップがあったりと、“参加できる展覧会”になっているのが1つの大きなポイントです。また、シノラー時代の衣装などを含め100点近く展示されます。当時のシノラーの衣装は、デザイン画を描いて作ってもらっていました。ランドセルもいくつもあるので天井から吊るして展示をします。それから、学生時代に描いた未公開絵画作品や写真も展示されています。シノラー当時のおもちゃも展示されているので、同じ世代の方は、凄く懐かしいと感じていただけるのではないでしょうか。シノラーに変身できるコーナーもあるので、時代を飛び越えて遊び感覚で楽しんでもらえたらと思っています。

――展示会をどんな場所にしたいですか?

シノラーは、ないものはゼロから作っていました。ある時、ファンの方が、ファンレターとともに手作りの腕輪を送ってくださって、それが嬉しくて、どんどんつけていったらシノラーが進化して……。ファンの方々と一緒にシノラーを育てたという感覚もあります。そういった作る力、作るDNAをシノラーのファンの皆様を通じて体感しているので、展示会のタイトルにも“~じぶんでつくる・みんなでつくる~”って入れていますが、シノラー展ではそういった“作る楽しさ”を、みなさんにお渡しできる場になればと思っています。

――この展示会のために新たに作ったものはありますか?

実は、「シノラー展」のために気合いを入れようと、前髪を15cmくらい切りまして、その髪の毛をレジン(樹脂の一種)の中にいれて固めてアクセサリーを作ってみました。今日も身につけているのですが、自分の欠片を作品にしてみたいなと思って作ってみましたが、スタッフさんに見せたら、ワーッ! ってびっくりされてしまって……(笑)。展示会では、作品にキャプション(説明)やマル秘エピソードを添えているので、じっくり読んでいただきたいですね。

――この展示会を通じて何を伝えたいですか?

私も10代の頃に、楽しんで夢中になったことが、今の夢に繋がっているので、そういう手作りの魔法の力を受け取ってもらえたら嬉しいです。

――篠原さんご自身、この先のどんな女性になりたいですか?

10代、20代は、カラフルでおもちゃみたいなスタイルを楽しんだので、30代は少し大人の手作りの衣装を着こなしたいと思っています。40代は着物が似合う女性になるのが目標です。実は、私の祖母はお針子さんで、母も洋裁を習っていたので、もともと作ることが身近にありました。なので、今も手作りをしていると、どこかご先祖さまの人生をなぞっているような、とても幸せな時間を感じます。シノラーファッションも、ゼロから作ったので、手作りはシノラーの原点。大好きな“作る”ということを根本に入れて、40、50代は自分がデザインした着物を自分で着こなすのが目標です。

――歌や演技についてはいかがですか?

もちろん続けます! 夢が選べないのが、10代からの悩みです(笑)。夢は夢をつなげてくれて、デザインをしている時は、タレント篠原のユーモアがアイディアを広げてくれたり、女優さんをやっていると、その経験がナレーションに活きたり、ナレーションを通じて、原稿を読み上げる力が物作りの会議に役だったりと、仕事がどんどん繋がっていくんです。今は、いろんな職業をもってもいい時代だと思いますので、『シノ×バニ』でも、“クリエイティブ集団にしたい!”ってよく番組内でも言っているのですが、いろんなことを柔軟にキャッチして、それがいつか本当の大きな夢を叶えたいときに、強く背中を押してくれるとしのはらは信じているんです☆

【イベント】『篠原ともえ&シノラー展』~じぶんでつくる・みんなでつくる~

【日程】7月19日(日)、7月20日(月・祝)
【会場】THE ROOM DAIKANYAMA
【チケット料金】入場券のみ 2,000円
※当日は会場写真撮影自由(トークショー・ワークショップ を除く)

【その他】
・しのはら手作りワークショップ(予約制)
 13:00~14:00 / 14:30~15:30
・トークゲスト(予約制)
 19日:増田セバスチャン&こんどうようぢ
 20日 ピエール瀧

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