前田敦子、実写化『ど根性ガエル』ヒロイン・京子ちゃん役に決定 追加キャストも一挙発表

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日本テレビ系で7月からスタートする連続ドラマ『ど根性ガエル』(毎週土曜21:00~)のヒロイン・京子ちゃん役に前田敦子が決定した。

1970年から76年まで「週刊少年ジャンプ」にて連載され、72年から始まったアニメも人気を博した吉沢やすみ作のコメディ漫画が、このドラマで初めて実写化。先日、原作では14歳で、現在は30歳になった主人公・ひろし役を松山ケンイチが演じることが発表され、大きな話題を呼んだ。

16年前、中学生のひろしは公園で転び、カエルを潰してしまう。しかし、そのカエルはシャツに張り付き、言葉を操り感情を持つ“平面ガエル”となって復活。ひろしと、この世界に一匹しかいない平面ガエルのピョン吉は、ケンカをしながらも助け合い、“ど根性”で生き抜いてきた。時は過ぎ、2015年の夏。30歳になり、すべてがど根性で解決するわけではないという現実を知り、すっかりダメ男になってしまったひろしだが、ピョン吉のある異変をきっかけに人生をやり直すことを決意する。

一方、京子ちゃんは29歳のバツイチで地元に出戻ってきたという設定。ひろしにとっては永遠のマドンナだが、久しぶりに再会すると、かつての京子ちゃんではなくなっていた。そのことを知ったひろしは、彼女を救うべく、ど根性を出して奔走することになる。昭和の名作漫画を実写化するドラマでヒロイン役に抜擢された前田は、「お母さんに話したら、とても喜んでくれました」とコメント。役柄については「色々抱えている子ではありますが、暗くなり過ぎないようにしたい。セリフ的にはガツガツ悪いことも言いますけど(笑)、見ている人の気分が悪くならないような言い方ができればと思っています」と抱負を語り、相手役となる主演・松山の印象は「普通にしゃべっている時もひろしさんになっていて、すでにスイッチが入っている感じがしました。すごく可愛いひろしさんが出来上がっていたので、付いていかないともったいないですね」と強烈だったようで、大いに刺激を受けている様子だ。

また、台本を読んだ感想を「ストーリーは、今の子どもたちが見てもテレビの前にくぎ付けになるような、分かりやすくて明るい、すごく前向きなお話で、はつらつとしている。キャストの皆さんが演じる、現在を生きる『ど根性ガエル』のキャラクターたちが想像しやすかったです」と表現。前田のほか、ひろしの後輩・五郎役に勝地涼、「宝寿司」店主・梅さん役に光石研、ひろしの元担任・町田先生役にでんでん、ひろしが通っていた中学の先生・ヨシコ先生役に白羽ゆり、かつてのガキ大将・ゴリライモ役に新井浩文、ひろしの母役に薬師丸ひろ子が決定。さらに、原作にはないオリジナルキャラクターで、京子ちゃんのおばあちゃん役として白石加代子が出演する。光石、薬師丸、白石とは以前、同じく日本テレビ制作の連続ドラマ『Q10』(2010年)でも共演しており、前田は「大好きな皆さんなので、再会が嬉しくて仕方がないです。もう5年も経ったんだなと」と感慨深げ。

AKB48の中心メンバーとして活躍し、グループ卒業後は女優として活動の幅を広げている前田。作品タイトルにあり、テーマの1つでもある“ど根性”という言葉について聞かれると、「普通に生活している中では使わないですけど、ステキな言葉ですよね。折れそうになったギリギリのところで踏ん張る感じは、誰もが経験したことがあると思います。私自身は、すごくあがり症で、いつも緊張するんです。そんなときに“ど根性だ!”と思います。ど根性で乗り切ったときこそ、気持ちがいいですね」と、これまでの経験を振り返った。

この度、追加キャストが一挙に発表されたが、最新の技術を駆使して映像化されるピョン吉役の情報は後日公開とのこと。前田は「カエルの映像を見せてもらったとき、本当に生きているみたいですごくテンションが上がりました。私が一番いい反応をしたみたいです(笑)。子どもたちにとっても、夢を持って見てもらえるだろうなと思います。真剣に笑えるステキなドラマです!」と、視聴者に向けて作品の魅力をアピールしている。

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