藤原竜也、岡田将生らが公開初日に“続編”の願望を語る『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』

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『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』の公開初日舞台挨拶が10日に東京都・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の藤原竜也をはじめ、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝、瀬戸朝香ら出演者と佐藤東弥監督が舞台挨拶に登壇。全員が赤のハッピ姿で観客に赤白の獅子舞と共に登場し、観客に赤白の餅を配り、ヒットを祈願して鏡開きも行われた。

本作は、天才だが対人恐怖症の赤城左門(藤原竜也)と、お人好しのエリート警部・百合根友久(岡田将生)のコンビを中心とした、個性豊かな分析官が揃う警視庁科学特捜班(Scientific Taskforce=ST)の活躍を描くストーリー。2013年4月にスペシャルドラマ、2014年7月から9月に連続ドラマが放送され、映画では、赤城が殺人罪で逮捕されるというドラマ最終回のその後の展開が描かれる。

続編を待ち望んだ視聴者の後押しもあり、これまでにない速さで映画化が決定した「ST」。藤原は、「監督が、多くの人に受け入れてもらえるような、温かい作品を作ってくださいました。大いに笑って、楽しんで劇場を後にしていただければ」と挨拶。岡田は、「スペシャルドラマの時から、STのメンバーを一番愛そうと思っていましたし、一番愛してきた自信があります。そして(観客の)皆さんが愛してくださっていることが今日もすごく伝わってきて、嬉しいです」と、自身の思いを語り、観客への感謝を述べた。

舞台挨拶では「さらに続編があるとしたら、どんなことをやりたいか」という話題に。藤原は「今回の映画でも、僕と(窪田演じる)黒崎のまさかの対決がありますが、窪田くんが毎回すごいアクションで美味しいところを持っていくので、僕ももっと体を動かしたいです」とコメント。その窪田は、ほとんどしゃべらない設定の役柄だったため「僕は、もっと赤城さん(藤原)のようにしゃべりたいですね(笑)」と応じ、笑いを誘った。また、この日は舞台出演のため欠席した山吹役の三宅弘城から「“黒と山吹の捜査ファイル”をスピンオフでやりたい」とのメッセージが寄せられ、“黒”崎を演じる窪田も「いいですね、ぜひやりたいです。僕と三宅さんの役柄が入れ替わるのも面白いかも。僕が(山吹が僧侶兼捜査官という設定なので)お経をとなえて“喝!”と言ったり、三宅さんは身体能力がすごい方なので、アクションをやったり」と夢を膨らませていた。

岡田は「よくしゃべる役だったので、池田(林遣都)のようなクールな役をやってみたい」と、志田は「(演じている役が)カツラを被っている設定で、友達にも“頭大きいね”と言われて(笑)。ドラマでは外しているシーンが少しありますが、続編ではもっと増やして欲しい」と。芦名は「STが皆揃っているシーンをたくさんやりたい。キャップ(岡田演じる百合根のこと)は大変だと思いますけど(笑)」と、瀬戸は「(上司の役だったので)一度、STのメンバーになってみたい」と、それぞれ語った。出演者たちの願望を聞いていた佐藤監督は「全部、採用!」とノリノリで、「僕の頭からも、(続編の構想が)あふれてます(笑)。要望が多ければ、ぜひやりたいですね」と、映画の大ヒットと続編の実現に期待を寄せた。

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