映画『ST』山吹と黒崎の意外な関係が明らかに!?三宅弘城×佐藤東弥監督【インタビューvol.1】

2015年01月09日 06:00

2013年4月のスペシャルドラマから始まり、2014年7月期に連続ドラマとして日本テレビ系で放送された『ST 赤と白の捜査ファイル』が、続編を望む視聴者の声に応えて早くも映画化。2015年1月10日(土)に全国で公開される。

警視庁の特殊機関である科学特捜班(Scientific Task Force)、通称“ST”。藤原竜也演じる、STのリーダーで対人恐怖症の天才分析官・赤城左門と、岡田将生演じる、STの管理を任せられたお人好しのキャリア警部・百合根友久による絶妙な掛け合いを軸に、個性豊かな分析官たちが不可解な難事件を解決していく。映画では、赤城が殺人罪で逮捕されるという衝撃のラストを迎えた連続ドラマ最終回の、その後の展開が描かれている。

テレビドガッチでは、『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』 に出演している、STの一員・山吹才蔵役の三宅弘城さん、そして本作のメガホンを取った佐藤東弥監督のお二人にインタビュー。スペシャルドラマ、連続ドラマ、映画と、長きにわたって苦楽をともにしてきたからこそ、とても雰囲気が良いという撮影現場の裏話や、それぞれのSTメンバーを演じる出演者たちのエピソード、作品の魅力や見どころなどを、たっぷり語っていただいた。

【三宅弘城×佐藤東弥監督インタビューvol.1】

――映画化が決まった時の撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

三宅:盛り上がりましたね~。スペシャルドラマから始まり、連続ドラマを経て、映画になる。県大会、地方大会と進んで、甲子園に行けたような気持ちです(笑)。

監督:最初の単発ドラマの段階から、できれば連ドラ、さらに映画にもなったらいいよね、と話していました。スタッフとキャストと一緒に作り上げたSTメンバーのキャラクターが面白かったので、この人たちが集まっているのならば、もっと面白いものが作れるんじゃないか、と日々手応えを感じていていました。また、視聴者の方々がすごく熱い気持ちで応援してくださっていることが伝わってきていたので、僕自身も、もう1度STのメンバーに会いたいと思って、今回の映画を作りました。

――三宅さんは、STのメンバー・山吹才蔵を、シリーズを通して演じてきました。

三宅:僕は、僧侶と掛け持ちをしている、薬物や毒物の知識に精通している分析官という役どころ。そして、極度の不眠症という設定ですが、さすがに不眠症はね、表現するのは難しかったりするんですけど(笑)。でも、山吹の内面や過去にスポットが当たった(連続ドラマの)第4話をやった時に、監督にも色んなアイデアをいただきながら、彼が本当はふつふつと熱いものを持っている男だという彼の背景を表現することができました。本当は豊かな感情を持っているんですけど、山吹なりの経験を経て、外に出さなくなったんですよね。そこから始めて、さらに山吹という役を深めていけたと思いました。

――山吹は、個性派揃いのSTの中では一見、常識人に見えますよね。他のメンバーのように思いっきりワガママを言いたい、という気持ちにはなりませんでしたか?

三宅:いやいや、山吹なりに、たまに弾ける瞬間もあったので。そういう時に、山吹才蔵的には発散はしていましたけど(笑)。

監督:最初は、山吹はSTの良心という立ち位置でやっていこうと言っていたんですけど、意外と彼は彼で意地悪もするし、ブラックなところもあって、それが時々出てくるのが面白いと思うんですよね。これは山吹だけに限らず、STのメンバーは全体的に、根っからの善人ではなくて、根っからの悪人でもない。みんな、日常の中でいつも“何かを演じている”人たちなのだ、みたいな話はしていましたね。

――また、山吹と言えば、ほとんどしゃべらないSTの一員・黒崎勇治(窪田正孝)が耳打ちした言葉を、彼の代わりに話す役目も担っていました。山吹・黒崎でコンビのようなところもありましたが、窪田さんとの共演はいかがでしたか?

三宅:演じる上では、窪田くんと「二人でこの場所にいよう」とか、「ここはちょっと目を合わせて意思疎通をしよう」とか、二人としての見え方を相談したりしました。あと、実は出身地がすごく近かったことが分かって、最初からお互い親近感を持った状態で入れました。すごく好青年ですし、仲良いですね。

――あの耳打ちするシーンで、窪田さんは実際にどんな感じでセリフを仰っているんですか? これこそ三宅さんしか知らない事実ですよね。

三宅:それがですね、マイクで拾わないくらい小さい声だから、実際には言わなくてもいいんですけど、ちゃんと長めのセリフも覚えてきてくれているんですよ。その心意気が嬉しいですよね。

監督:そうなんですか! 僕は、そこは細かく指示はしてないですからね。

三宅:以前にキャップ(岡田将生演じる百合根のこと)の舞台を観にいった時、たまたま隣が窪田くんだったんですけど、ふと話しかけた時に、僕が彼に耳打ちする格好になって「あ、いつもと反対だな」と思って、ちょっと可笑しかったです(笑)。

――映画では、そんな山吹と黒崎の“知られざる関係”が明らかになります。

監督:これは、原作にはない設定なんですが、実は最初の頃から考えていました。山吹とは一体何なのか……実はSTで“最強”なのではないかと。でも、設定だけで全然、話に出てこなかったんですけど、映画でちょっとだけできたら面白いなということで、やってみました。

三宅:黒崎からの、衝撃のひと言が出ましたよね(笑)。ぜひ、聞き逃さないでもらいたいです。

監督:そうだったんだー! となるよね(笑)。

――そのシーンは、普段見られない山吹にビックリしました!

三宅:もちろんあれは実際に、自分でやってます。

監督:三宅さんは舞台ですごいので、たぶん、ああいう能力ではSTを演じている役者の中でトップなんじゃないかと思います。ある種、山吹は真逆のキャラクターじゃないですか。でも、三宅さんの能力を活かすシーンがあったらいいなと。パターン化したら面白くないけど、1回だけやろうということに。必見です!

【関連リンク】

【関連ワード】

この記事を共有する

Twitter Facebook