テレビ朝日ドラマ制作部の若手が斬新な感性でプロデュースする変な恋愛＝“変愛ドラマ”が、本日12月28日より、3夜連続で放送。その第1夜をセンセーショナルに飾るのが、安田顕が主演する謝罪＆愛欲サスペンス『緊Ｑ不倫速報』（24:20～25:20）。この作品で、アメリカを拠点に活動している女優・祐真キキが日本のドラマ初出演を果たすことがわかった。

安田が演じる、人気ラジオパーソナリティーのジェイク小早川は、愛妻家という公の顔の裏で、のうのうと不倫を繰り返してきた二枚舌の男。しかし、彼がDJを務める生放送番組に元不倫相手・佐伯百合（祐真）がゲスト出演したことで、人生は急転直下。公開謝罪を迫る百合と、何とか無傷で修羅場を切り抜けようとするジェイクの“怖いけど笑える一進一退の心理戦”が始まる。

劇中、安田を追い詰める百合を演じる祐真は、アメリカを拠点に活動し、米国の大人気ドラマ『HEROES REBORN／ヒーローズ・リボーン』にも出演。今回、満を持して日本のドラマに初出演。そこで、来年に向けて絶対に注目しておくべき逆輸入女優・祐真のインタビューを敢行。今回の作品や役に対する思いはもちろん、日本のドラマ初出演を果たした気持ち、そして不倫する男を許せるか許せないかについても直撃した。

――まずは企画内容を聞いたときの感想は？

はじめにプロットを頂いて、新幹線の中で読んだんです。そのときに「めっちゃ面白い！」と思ったんですよ！　演じる側はシリアスなんですけど、ストーリーは完全にコメディーなので、面白いなぁって。不倫謝罪という、最近やりにくそうな題材に取り組めるのも、すごくうれしいですね。視聴者も結構、共感する部分があるんじゃないかなって思います。何と言っても、私にとって日本のドラマに出るのはこれが初めてなので、すごいワクワクしましたね。

――今回演じる佐伯百合について

すごく強い女だなって思って、演じるのが楽しみになりました！　彼女の復讐の全容から伝わってくる“尋常ではない強さの憎しみ”を精一杯演じたいと思いました。といっても、同じ経験は私自身にはないので（笑）、自分が人生の中で一番強く覚えた憎しみの感情を引っ張ってきつつ、想像に頼っていこう、と。百合を演じる上では、撮影現場でどれだけジェイクを憎めるかがカギ。実は台本を読んだときから、軽い感じのジェイクと、すっごいシリアスな百合の温度差はちゃんと入れたいと思ってたんですよ。その温度差があればあるほど、面白くなる気がしたんです。

――ジェイクみたいな男を許せる？　許せない？

客観的に見ている立場だったら、たぶん許せると思います。でも、実際に自分が浮気もしくは不倫されてる立場だったら……、許せないと思いますね。ただ、復讐は絶対しないです！　「その程度の器の男にだまされた自分がバカだったな」って思って、自分から離れていくんじゃないかなぁ。ずっと恨んだり、ねたんだり……っていうのはちょっと怖いなって（苦笑）。

――安田さんの印象は？

すごく、いい方ですよね。お芝居も面白くて、「やっぱり、さすがだな！」って思いました。劇中で使う不倫現場の写真撮影でも、安田さんが現場を盛り上げてくれて、すっごい楽しかったです。台本の読み合わせでも「こう読むのか！」って。私が想像してた感じとは違っていて、面白かったです。

――ジェイクの顔面を蹴るなど、ちょっとしたアクションも！

実は最近、アクションを全然やってなかったんです。だから、「足、開くかな？」って、ちょっと不安でしたけど（笑）、何とかなりました！

――ご自身初となる日本のドラマの撮影で楽しみにしていたことは？

本当に未知の世界なので、撮り方もすごく気になるし、すべてが楽しみでした！　これを機に、日本のドラマにもどんどん出演したい！　できることは何でもやっていきたいと思ってます。

――メッセージを！

この作品はちょっと一世代前にあったようなドラマのテイストが味わえるんじゃないかなって、私は期待してるんです。何と言っても、安田さんのお芝居が本当に面白いので、老若男女問わず楽しめると思うんですよ。私も安田さんに引っ張っていただいて、安心して現場に入ることができました。実際どんな化学反応が劇中で起こるのか……祐真キキの日本初ドラマをお楽しみに！