『ユーリ!!! on ICE』原案の久保ミツロウ、メキシコで熱烈歓迎を受けて罪悪感

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漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインの“こじらせ系”クリエーター3人が、毒舌&妄想&本音トークを繰り広げる一風変わった文化的おしゃべりバラエティ番組『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系列、毎週土曜深夜)。6月10日の放送では、久保と能町がそれぞれ参加したイベントの話題で盛り上がった。

出演者の近況を報告する「久保みねヒャダ近況まとめ」で、能町による「世界を騒がすスターがいる」というツイートを紹介。観客から大歓声を受けながら壇上に立つ久保のVTRが流れると、ヒャダインが「まず、どこですか?」と問いかけた。「メキシコの第二の都市、グアダラハラです」と久保。VTRは、メキシコで行われたアニメイベントの模様を撮影したもので、久保は、昨年放送されたアニメ『ユーリ!!! on ICE』の原案を担当した縁で呼ばれたのだという。

グアダラハラ空港に到着した久保は入り待ちをしていた大量のファンに出迎えられたそうで、最初は「誰かと勘違いしているんじゃないか?」と思いつつも、「KUBO! KUBO!ってコールが起きてて、でっかいボードとか抱えてたりして、これはやべーぞって」と、その熱視線が自分に向けられていることを確信。サインやイラストを描いて対応したという。

逆にメキシコのファンたちから自作イラストのプレゼントをもらうこともあったそうで、会場では主題歌の大合唱が起こるなど、その熱狂ぶりを伝えた。しかし、久保は、自身の大スター扱いにとまどいを隠せない様子。「いっちゃなんだけど」と前置きしつつ、「私が広報的にSNSとか一番やっている人だから、私のこと大好きですとか言うけども、作品を作ったのは他にも多くいるから、気持ちはうれしいけども、そんなに私、あなたたちが思っているほど仕事していないかも」と、イベントに参加したことで、罪悪感を持ってしまったこと告白した。

久保は日本に帰ってから、ツイッターで、「1日の9割は誰からも愛されない普通の中年女性に戻ります」とツイート。しかし、この発言がメキシコのファンを傷つけてしまう。「久保先生が誰からも愛されないって言っている。ひどい! 私たちがこんなに愛しているのに!」と大反響。久保は「メキシコにこじらせは通用しないんだよ~」とうなだれるのだった。

その一方で、能町は著書である『能サポ』がサッカー本大賞を受賞したことを受け、サッカーチーム「カマタマーレ讃岐」のキックインに参加することに。野球でいえば始球式にあたるこのイベント。番組で何度も運動嫌いを公言してきた能町に対し、「あんなに体育が嫌いだったみね子が……」と久保がポツリ。ヒャダインも「やめときなよって僕はいいました」とアドバイスしたことを明かした。

VTRには、「能町コール」が巻き起こるスタジアムで、ボールを蹴る能町の姿が。想像以上にまっすぐ蹴ることができ、キックインは大成功。能町は「行ってよかった~」と笑顔を見せるのだった。「あんな気持ちいいことないね」「スポーツは楽しい」という能町のまさかの発言に、運動の嫌いな者同士だったはずの久保とヒャダインは驚きを隠せない。「おめぇもそっち行ったか……」というヒャダイン。久保も「ハマってしまいましたか~」と眉間にしわを寄せるのだった。

番組では、この他に、ゴルフに関する話題や、読者投稿の「体育への恨みつらみ川柳」のコーナーなどで盛り上がった。

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