小出恵介「大切な役どころ」長瀬智也主演『フラジャイル』で“最後の患者”

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俳優の小出恵介が、3月9日放送のフジテレビ系ドラマ『フラジャイル』(毎週水曜22:00)の第9話に出演することが決定。ドラマの“最後の患者”を演じる。

本作は、現在「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名マンガが原作。病気の原因と発生の仕組みを研究・解明すると同時に、所見により、患者への診断を科学的に確定させる職責も担う“病理医”の闘いと活躍が描かれる。TOKIOの長瀬智也が、毒舌で偏屈だが、患者の命、そして医療の正義のためなら、周囲とのあつれきなど一切いとわない天才病理医・岸京一郎を演じ話題となっている。

小出が演じるのは、新米病理医・宮崎智尋(武井咲)の4つ年上の幼なじみで、兄のような存在として慕っていた松田幸司。松田は背中の痛みがおさまらず、宮崎が務める病院へ検査のために訪れ、15年ぶりに宮崎と再会する。松田は昔のように宮崎を「ちぃちゃん」と呼び、あたたかい笑顔を見せる。仕事も順調で多忙な日々を送っていたが、背中の痛みを一度ちゃんと診てもらおうと思って病院にやってきたという。再会の喜びで、松田を笑顔で受け付けに案内をする宮崎だったが、松田の診断結果はあまりに酷なものだった……。

一方、これまで何かと検査技師・森井久志(野村周平)にアプローチしていた、製薬会社の営業・火箱直美(松井玲奈)は、ある新薬の承認のために奔走していた。火箱が務める製薬会社が開発した、副作用が少なくがん細胞だけに作用するという夢のような抗がん剤“AM105”……。たとえどんなに絶望的な状況でも、希望を諦めない松田に未承認薬の存在が交わるとき、岸と宮崎は命のために、恐るべき薬の闇と向き合うこととなる。

小出は、「連続ドラマに途中から合流するのは初めての経験ではございますが、主演の長瀬さんをはじめ、とてもチームワークのよい皆様に大変あたたかく迎えていただき、非常に楽しく撮影をさせていただいております。 自分にとっては初めての医療もので、かつ生死をさまよう、とても大切な役どころではございますが、一生懸命に頑張らせていただきたいと思っております」と意気込みを語っている。

また、2日放送の第8話では、病理の“誤診疑惑”が持ち上がる。ある日、岸と宮崎が医学生に病理医の仕事を学ばせるために温泉旅館で開催された“病理の学校”に参加し、その日、病理は森井が1人で仕事をしていた。そこに、細木まどか(小雪)の女性外科から複数の検体が送られてくる。森井が作業を始めると、火箱がやって来た。「部外者が部屋に入ったことが岸にバレたら怒られる」と慌てる森井をからかい、火箱は去っていく。次の日、“病理の学校”から帰ってきた岸は、鋭く部外者が部屋に来たかと問いかけ、森井は何も変わりなかったと答える。岸はそれ以上詮索せず、森井が用意した女性外科の検体を調べる。岸の病理診断で細木まどかの患者は問題なかったが、同じ女性外科の柳原亮子(森口瑤子)の患者にがんが発見され手術をすることになる。柳原の患者の手術が始まり、術中迅速病理診断のために検体を岸が診る。だが、組織にがんは認められない。説明を聞いた柳原が怒鳴り込んで来た。これでは医療ミスになってしまう。岸の診断に誤りが? それとも……?

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