松井玲奈「生き残りたい」黒髪15cmカット“小悪魔ボブ”でアイドルから女優へ決意

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元SKE48の松井玲奈が、1月27日(水)に放送する連続ドラマ『フラジャイル』(フジテレビ系、毎週水曜22:00)の第3話よりレギュラー出演する。このほど会見を開き、本作にかける意気込みや女優業にかける熱い思いを語った。

『フラジャイル』は、現在「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名マンガが原作。病気の原因と発生の仕組みを研究・解明すると同時に、所見により、患者への診断を科学的に確定させる職責も担う“病理医”の闘いと活躍が描かれる。TOKIOの長瀬智也が、毒舌で偏屈だが、患者の命、そして医療の正義のためなら、周囲とのあつれきなど一切いとわない天才病理医・岸京一郎を演じ話題となっている。

松井が演じるのは、製薬会社「アミノ製薬」のMR(医療情報担当者)の火箱直美。彼女は抗がん剤の新薬「JS1」の認可実現のために、さまざまな手段を講じて目的を達成させようと動き回っているという役どころ。可愛らしい見た目からは想像もできないような野心を内に秘め、色仕掛けで野村周平演じる森井久志を意のままに操り、岸まで取り込もうとする小悪魔女子だ。松井はこの役のためにトレードマークだった黒髪を15㎝も切り落とし、小学生以来のボブヘア姿で女優としての新たな一面を見せる。

――ドラマへの意気込みを教えてください。

はじめて全国放送の連続ドラマに出演となりますので、これまで視聴できなかった地域の方にも見ていただけることが嬉しいです。また、これまでにない新しいことに挑戦できるのが楽しみです。

――今回、役作りのために長い黒髪を切ったとのことですが、反響はいかがですか?

原作の火箱がショートボブなので、衣装合わせの際に切って欲しいとお願いされてカットしました。それに対して抵抗感はありませんでしたし、新しい役になれると思い楽しみでした。それに、ボブになった姿を見て「印象ががらりと変わった」と言っていただけるので嬉です。ただ、自分では似合っているのかわからないですね(笑)

――演じる火箱は、小悪魔的に人に取り入るのが上手く、目的のために手段を選ばないリアリストな一面も持ったキャラクターです。松井さん自身は、演じてみてどのような女性だと感じていますか?

信念や仕事のために自分がやれることをやりきれるとても芯の強い女の子で、仕事に対してとても真面目な人だと思います。小悪魔と言われると悪い女性の印象かもしれないですが、真面目な部分も見てもらいたいと思いながら、役のイメージを膨らませています。

――火箱と性格で似ている部分はありますか?

自分で「小悪魔です!」とは言いたくないですよね(笑) 仕事に対してちゃんと自分なりの考えを持って挑んでいく姿勢は見習いたいと思いました。

――『マジすか学園』で演じたゲキカラのエキセントリックなイメージも強いですが、今回の役柄についてどう思われますか?

興味をそそられるのはエキセントリックな振れ幅の多い役だと思いますが、女優を続けていく中で、等身大の女性を演じられないとダメだと思いますし、今このタイミングで火箱という素敵な役をいただけたのは良かったと思います。

――火箱を演じる上で大変なことや楽しいことはありますか?

火箱は根が明るくて分け隔てなく人に接していけるタイプなんです。自分は初対面だと身構えて考えてしまうタイプなので、彼女のテンションに一気に持っていくのが難しいので、今は明るくなろうって頑張っています(笑)

――『フラジャイル』、『ニーチェ先生』と、マンガ原作ドラマに立て続けに出演されていますが、「2次元好き」を公言されている松井さんにとって、これらの作品に出演することについてどのように思われましたか?

私自身マンガがすごく好きなので、ドラマ化に対する読者の気持ちはわかっていると思います。キャストがどうなるのかは、楽しみである反面、不安なんですよね。ですから、自分がいただいたキャラクターをすごく大切にして、ドラマをご覧いただく皆さんに、このキャスティングで良かったと思って貰えるように取り組みたいと思います。

――現在2話まで放送されていますが、ご覧になった感想はいかがですか?

放送前の直前スペシャルにメイキングシーンがたくさんあって撮影現場の様子を見ることができて、岸先生もマンガでしか想像できなかったので、長瀬さんが演じるとこういう風になるんだ、私も早くそっちの現場に行って撮影したいと思いました。

――長瀬さんにはどのような印象を持っていましたが?

すごくワイルドな印象でした。岸先生は原作では寡黙なイメージでしたが、長瀬さんが演じると人が寄っていきたくなるようなオーラがあり、それはドラマならではのポイントだと思います。私も視聴者の一人として楽しんでいました。

――現場の雰囲気はいかがですか?

すごく和気藹々とした現場です。それに、今のところご飯を食べるシーンが多いので、みんなが出てくるのも楽しいですね。ユリ根がみんな好きみたいで、私もはじめて食べて美味しかったです(笑) それと武井咲さんと野村さんと休憩時間にお話ししていて、私自身がインドアで内にこもるタイプなので、皆さんの話を聞いていると、アウトドアでアクティブなんだなって(笑) 武井さんとは休みの日はどうしているの? という話をしていて、自分にはない時間の使い方を皆さんされていたのですごいなと思いました。それに、お芝居も勉強になることが多く、たくさん吸収して作品のプラスの存在になれるように頑張りたいと思います。

――小悪魔的な役でドキドキさせる役ですが、現場でドキドキしたことはありますか?

野村さんとすごく顔が近くなるシーンがあってすごく緊張しました。お互いスタンバイしているときも近くて、どこを見ていたら良いんだろうって緊張しました。

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