【今後、歌やダンスを披露する可能性は……「血迷ったと思って（笑）」】

――11月に『さようならば、いざ』という主演舞台が上演されますね。2年ぶりの舞台出演となりますが、意気込みをお聞かせください。

舞台は自分の良い所も悪い所もすべて見えてしまう。お客さんにごまかしがきかない状況に置かれるのが、舞台だと思っています。2年ぶりなので、上手くできるかはわからないのですが、昔に比べて舞台への恐怖心が少なくなりました。それはきっと、ONEOR8さんという実力のある劇団さんの中で演じられる安心感があるからだと思います。恐怖心が薄れた分、楽しみな部分が大きいので、きっと良い舞台になるんじゃないかと思っています。

――今、ひっきりなしにテレビや舞台に出演されて、お忙しいと思います。そんな中、お休みの日は何をされていますか？

基本的に家で一人で過ごします。次の日の準備をしたり、買い物に行ったり、いずれも一人で行くことばかりですね。

――役者という仕事を通して、新しく身に付けた特技や趣味は？

雑誌の企画で、スキューバダイビングの免許を取りました。せっかくなので、もっと潜りたいのですが、インストラクターさんについてきていただかなくてはならないので、軽々しく行けない。行く機会もなかなかなくて、難しいですが……趣味にしたいなと思っています。

――行きたい場所は？

ハワイとか行きたいですね。でも、潜ろうと思えばどこでも潜れるので、色々な所で色々な海の中を見たいです。

――『刑事ダンス』出演をきっかけに、これから歌やダンスに挑もうと考えていますか？

100％、絶対ないと思います。もしも僕が歌に挑戦し出したら、血迷ったんだなって思ってください（笑）。本当に得意じゃないんです、歌は。

――周りの評価は違うかもしれません。もしかしたら、今後ミュージカルなども…

それはないです！　本当に。上手かったら、もっと人前で披露していると思います。まだ歌うかはわからないですが、この作品で本当に初めて歌うので……もしも本当にそんな場面があったら……どうしようって感じです（笑）。

――本作で、これまでの作品とは違った「こんな中村蒼が見られるよ！」というポイントは？

暑苦しい僕が見られます！　1つ前のクールで演じていた『せいせいするほど、愛してる』の宮沢さんは、すごく爽やかで、色々なことに充実した良い男でしたけど、今回はまったく違います。きっと“嫌だな”って思う人もいるかもしれません（笑）。でも、こういう中村蒼もあるんだなと思っていただきたい。これまで出た作品の僕とは違う、また新しい自分を見せられると思っております。

――最後に、作品の見どころとファンの方にメッセージをお願いします。

コメディドラマなのですが、後半に差しかかるにつれて、だんだん真面目モードになって行きます。僕以外の4人の過去が明らかになり、アイドルだけじゃなくて刑事として活躍する姿も描かれます。面白いだけで終わらない作品なので、ぜひ最後まで見逃さず見てもらえたらいいですね。放送時間が深夜なので、ベッドに寝転がってリラックスしながら、1日の締めくくりを笑って過ごしていただいて、楽しんでもらえたらと思います。