E-girlsが『E-girlsを真面目に考える会議』杠政寛プロデューサーに物申す!?

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――最初は、E-girlsさんたちのことを「金髪がいるグループ」というざっくりとしたイメージしか抱いていなかったとおっしゃっていましたが、印象は変わりましたか?

杠:初めはE-girlsさんに対して、“オラついた”方々と言うか……オラオラ系のちょっと怖い方々なんじゃないかっていうイメージがあったんですけど、実際会って関わってみると、とても礼儀正しい方々で、スタッフ一同E-girlsのファンになってしまいました。もうメンバー全員の名前を完璧に言えますし、アルバムもすべて集めましたし、だいぶカラオケもうまくなった気がします(笑)。

――楓さん、MIYUUさん、中島美央さん、佐藤晴美さんの印象を教えて下さい。

杠:楓さんは、とにかくよくしゃべる。パフォーマーさんで、普段はそんなにライブでMCをされないと思うのですが、仕切りの能力も高い子だと思いました。MIYUUさんはダンスが上手くて、Happinessのリーダーとしてチームを引っ張っていく意識を持っている方。中島さんは人見知りで、知らない人に話しかけたりする企画は苦手だと思うんですけど、番組のために真摯に企画に取り組んで、一生懸命になってくれる方だなと思いました。佐藤さんは天然で、よく笑うムードメーカーだと思いました。番組を通してそれぞれの個性が見えてきたので、「E-girlsってこういうグループだよね」って、一言では説明できなくなってしまいました。

――“ファンがE-girlsについて話し合う”という番組スタイルにしたきっかけは?

杠:元はと言えば上司の助言、というか指示で会議を開くことになりました。いろんな方の意見を受け入れていくうちに、どんどん番組も進化していきました。“テレ東の金曜深夜”というやりがいのある時間帯で、E-girlsさんというスターアーティストを扱う番組を作ることができて、いろいろ挑戦的なことをさせてもらえて良い刺激になっています。スタッフ一同、この番組のおかげで成長できていますね。

――会議に出席されている方だけでなく、視聴者からも色々な意見が寄せられているのでは?

杠:視聴者さんの意見は、SNS、Twitterなどで全部チェックしています。もちろん誹謗中傷も含めて番組について書いてくれるのはとてもありがたいことで、会議に参加していないファンの方以外も、番組をきっかけにE-girlsさんについて真面目に考えてくれているっていうのが伝わってきて、本当に嬉しいです。

――この番組を通して、ご自身が成長したと感じるところはありますか?

杠:会議での意見や、E-girlsさんとふれ合うことによって、すごく刺激を受けました。歳が一回りも違う若い女性のグループなので、「若い子はこういうこと考えているんだな」と新鮮に吸収できて、“E-girls”というグループに抱いていた固定概念をどんどん打ち壊せていけました。番組制作に関しては、色々な方の発想や意見を、今思えばちょっと極端ではありましたが取り入れることによって、一回突き抜けることができました。今まで作ってきた旅番組は様式美というか、ある程度フォーマットが決まっているのですが、『E-girlsを真面目に考える会議』では、毎回違う番組みたいに見える演出に挑戦できて、番組制作者としてのスキルは上がったような気がしています。

――もともとどのような番組が作りたくてテレビ東京に入社されたのですか?

杠:「いい旅夢気分」のような“ザ旅番組”を作れるようになりたいと思ってテレビ東京に入社しました。まだまだ修行中ですが、訪れた土地ならではの魅力をしっかり伝えられるような、いわゆる定番旅グルメ番組を、いつかはきちんと作れるようになりたいと思っています。

――次に作りたい番組のイメージは持ってらっしゃいますか?

杠:取り急ぎ旅番組に戻ってちょっと落ち着きたいです(笑)。色々ありすぎて、あるべきところに戻りたいという気持ち。一回お休みして、温泉にでも浸かりたい。家族で熱海に温泉旅行に行きたいです(笑)。

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