田中瞳アナが悩みを告白? 大学生社長が面接で絶対役立つポイントも明かす〜第3回『BEER MEET』

公開: 更新: テレ東プラス

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テレビ東京のビジネス番組をネットで視聴できるサービス「テレビ東京ビジネスオンデマンド(以下BOD)」で金曜の夜に開催している、ビール片手にミライを語り合う若手ビジネスパーソン向けイベント『BEER MEET』。

7月10日の第3回イベントでは、モデレーターをテレビ東京の田中瞳アナウンサー、報道局の豊島晋作記者、ゲストにスキマバイトアプリを展開する「タイミー」小川嶺社長、理系学生の採用サービス「LabBase」や、研究者のデータベース「LabBase X」を展開する「POL 」加茂倫明社長と学生起業家2人を迎え「働き方は変わる?求められる"個の力"とは」についてトークが繰り広げられた。

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最初のトークテーマは「コロナが与えた『働き方』に対するインサイトの変化」。

小川社長はコロナ後、タイミーの飲食の求人数が50分の1まで落ちたと影響の大きさを語る一方、大手コンビニチェーンや物流倉庫での仕分けなどの分野では求人が増えているとし「事業としては飲食のダメージは非常に大きかったんですけど、弱かった分野に注力してポートフォリオ分散ができて、経営のリスクを下げることができた」と話した。

加茂社長はコロナで企業が新規採用を止め、一般の人材業界へのダメージは大きいが、POLの取り扱う研究職では大きな変化はないと明かし「文系職は採用を止めるが、エンジニアなどは企業の肝になるため、多くの企業が採用を止める今はむしろ良い人材を採用するチャンスだとより力を入れているところもある」と話した。

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2つ目のテーマは「これから求められる「個の力」ってなに?」。コロナによって働き方は大きく変わり、リモートワークが増えている。

小川社長は、リモートワークになり企業への帰属意識が下がると予想する中で「リモート飲み会しよう、合宿しましょうと気を使って従業員の立場から発信してくれる。そういう組織文化を作ってくれる人はめちゃくちゃ経営者としては重宝する人材になるかなと思う」と指摘した。

豊島記者からコロナでの仕事で求められる能力について聞かれると、田中アナは「オンラインイベントがどんどん増えていくということで、こうしたイベントで対応する力を上げていきなさいと会社からも言われている。(会話に)タイムラグがありますし、次にこの方が話すというのはその場にいないと感じられないので難しい」と悩みを明かした。

イベントでは参加者から「もし企業に就職するとしたら、どんな観点で、どんな会社を選びますか」との質問も飛んだ。

ここで小川社長がポイントに挙げたのが純資産額だ。

「純資産額が多く、社長の姿勢が柔軟なところに入ります。純資産額は新規事業をやるときに企業がどこまで出資してくれるのか、どこまで厳しく撤退ラインを引くかに関わっている。純資産額が低いところは新しいチャレンジはできない。サイバーエージェントやDeNAはお金をもっている。今でいうとミクシィ、コロプラはゲーム事業が儲かっているが、PERを安定させるために安定する事業を作りたいというニーズもある。大企業は優秀な人材も多いし、社内起業家としてやるというのもいい」(小川社長)

さらに小川社長は「バランスシートを見て就職している人って何人いるのか。今の時価総額や人気企業ランキングだけじゃなく、バランスシートを冷静に見ることは求められるし、面接で『バランスシートを見てきました』といえば採用されると思う」と就活に役立ちそうなポイントも語った。

山田敏夫さん(ファクトリエ 代表)、野口卓也さん(株式会社バルクオム 代表取締役CEO)をゲストに迎え「D2Cが変える、未来のブランドのあり方」について語る第4回「BEER MEET」は7月31日(金)19時00分から開催。

参加したい方はこちらから(無料です)。

これまでのイベントの動画を見たい方はテレビ東京ビジネスオンデマンドで。

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